自分にしか聞こえない騒音・耳鳴りに多い原因と対処法

自分にしか聞こえない騒音・耳鳴りに多い原因と対処法

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1.耳鳴りの原因

キーンという金属音、ジーという虫が羽をこするような音、ピーという電子音などが、耳
鳴りで聞こえる音の代表です。なぜそのような音が聞こえるのかと言えば、耳の病気(メ
ニエール病など)、耳以外の病気(高血圧・脳出血など)、その他(加齢・ストレス・疲
労など)が原因とされていますが、実は、病気以外の原因はまだよく分からないのです。

と言うより、さまざまな要因が絡み合っている場合が多いのです。もちろん、原因となる
病気がハッキリ分かっている場合は、そちらの治療をすることが改善の近道ですが、問題
なのは原因が特定できない場合の耳鳴りです。

             

ストレスや疲労による自律神経の乱れや、天候や光などの物理的原因、大気汚染や薬品な
どの化学物質、経済的な心労などの心理的原因、といった掴みどころのない要因がいくつ
もあるのです。

しかし、問題はそこではなく、なぜそれらの要因で耳鳴りが聞こえるようになってしまう
のかということです。音のない空間(深夜のビル内など)に身を置くと、実は、耳鳴りと
は誰にでもあることに気付きます。ただ、普段は周囲のさまざまな音によって聞こえてい
ないだけのことなのです。

ここで、ちょっと難しいお話ですが、私たちの音が聞こえるというメカニズムは、耳で捉
えた音が内耳にある蝸牛に伝わると、そこで有毛細胞が電気信号に変えて脳に伝えること
で音を認識します。そして、何か聞こえにくい音があると、脳は電気信号の伝達が悪いと
判断し、より強い電気信号に変化させます。

例えば、普段聞こえている周囲の雑音が聞こえないような静かな部屋でいたりすると、そ
の音がしない状態に脳が過剰反応して電気信号をパワーアップします。すると、いつもは
聞こえない音が聞こえてしまうのが耳鳴りの正体です。

また、ストレスや疲労などが原因で、自律神経が乱れ、耳の中の血流が低下することでも
聴覚細胞の機能が低下して耳鳴りが生じやすくなります。

このように考えて行くと、原因がハッキリしている病気による耳鳴りより、原因がわから
ない耳鳴りの方が対処しやすいということになるかも知れません。

2.耳鳴りの改善法

病気が原因の耳鳴りは、病気の治療をすることで軽減されることが多いので、ここでは原
因がよく分からない耳鳴りの改善法になります。

ストレスや疲労が溜まっていると思う人は、まずは十分な睡眠や規則正しい生活の基本に
もどって、自律神経のバランスを整えるようにします。同時に、適度な運動も加え、血流
の改善にも努めましょう。また、長時間にわたり、静かな部屋で1人で作業しているよう
なときは、部屋を無音にしないように、テレビやラジオなど何らかの仕事の邪魔にならな
いような音を流しておくようにしましょう。

             

すでに耳鳴りで悩んでいる人は、昔から定評のある漢方薬を飲んでみることもおすすめの
方法です。いくつもの要因が複雑に絡み合って起こる症状には、単一の成分ではなく、複
数の生薬の効力を組み合わせて、体の内側からアプローチするという漢方医学の考え方が
注目されています。

以上が一般的な耳鳴りの対処法ですが、次のような症状が見られる場合は、まずは耳鼻科
で診断を受けるようにしましょう。

片方の耳が聞こえないとか聞こえにくい場合は、突発性難聴の疑いがあります。改善の可
能性が高いのは、発症から1週間以内と言われていますので、まずは耳鼻科を受診して下
さい。

めまいや吐き気を伴う耳鳴りが周期的に起こる場合は、メニエール病の疑いがあります。
めまいの発作を繰り返すたびに症状が悪化するとも言われていますので、できるだけ早期
に耳鼻科を受診して下さい。

めまい・手足のしびれ・舌のもつれ・強い頭痛などの症状を伴う耳鳴りの場合は、脳梗塞
や脳出血の疑いがありますので、すぐに脳神経内科を受診するようにします。よくわから
ない場合は救急車を手配することも考えて下さい。脳梗塞や脳出血は、意識を失って倒れ
るものと考えている人も少なくありませんが、必ずしもそういうものではありません。し
かし、一方で脳への障害は時間の経過とともに大きくなりますので、ぜひ、すぐに病院へ
行くようにして下さい。


 

 

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