運動機能の衰えロコモティブシンドロームの予防と対策

運動機能の衰えロコモティブシンドロームの予防と対策

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   ロコモは若い世代でも始まる?   

高齢化社会にともない最近よく耳にするのが「ロコモティブシンドローム」、略して「ロ
コモ」という言葉ですが、これを日本語的に言うと「運動器症候群」ということになりま
す。運動器とは体を動かすために使われる器官のことで「骨」「筋肉」「関節」「神経」
「靭帯」「腱」などを指しています。

つまり、これらの運動器に障害が発生することで「立つ」「座る」「歩く」など、体を動
かす機能が低下してしまった状態が「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」です。

一般的にこのような症状が現実的になってくるのが、高齢者と呼ばれる年代であることが
多いことから、自分には関係ないと思っている若い世代の人が多いのですが、ロコモとは
突発的に発症するものではなく、若いころからの運動不足などが原因となっていることが
多いのです。特に座りっぱなしで仕事をしているような人は、30代でもロコモのような
症状を経験していることもあると言われていますので、若いから大丈夫というものでもあ
りません。

ロコモの原因は複数の要因が重なって引き起こされますが、その中心的なものは「筋力の
低下」です。筋力が低下すると「関節」に負担がかかり痛みが生じます(関節痛)。する
と歩かなくなり、更に筋力が低下するといった具合に、運動機能はどんどん低下していく
のです。そして、加齢などで筋肉量も減って筋力の低下が進み、筋肉が体を支えることが
できなくなった状態がサルコペニア(加齢性筋肉減少症)ということになります。

特に高齢になると、骨粗しょう症、関節リウマチ、脊柱管狭窄症、骨折、変形性膝関節症
など、加齢にともなう体全体の機能低下も加わりますので、運動機能の低下に気付いて運
動しようとすると、そのときにはすでに転倒しやすく怪我や骨折のリスクも大きくなって
しまっているということになるのです。

   ロコモの予防の開始時期と方法   

ロコモを予防するとは、自分で運動器の機能が低下していることに気付くこと、そしてそ
の進行を予防することにあります。つまり、年齢に関係なくできるだけ早くから運動の習
慣を身につけること
です。

と言っても、なかなかそういう気にもなりませんよね。そこで運動器の機能低下のチェッ
クをする「ロコチェック」というものがありますので見てみましょう。1つでも該当すれ
ば要注意です。今日から意識して予防に努めましょう。



そこで、何をすれば良いのかということですが、若い人ならできるだけ歩く、運動をする、
バランスの良い食生活を心掛けるようなところから始めると良いでしょう。特別なことを
する訳でもありませんので、少し体を動かすように意識すればよいのです。

すでに高齢でロコモが進んでいるような場合は、無理をしないように室内でできる簡単な
運動から始めることです。片足立ちなどできる範囲のことから始め、少しずつ高度なもの
へとレベルアップしていきましょう。

ポイントは、関節への負担が少なく軟骨の症状を悪化させない無理なく安全に続ける
ことができる
などで、少しずつ筋肉量を増やし、強化していくことが目標です。

      

また、最近は自宅でできる簡単な筋トレグッズも販売されていますので、利用できるもの
は上手に活用しましょう。


 

 

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