ロコモ対策は高齢前から骨密度・筋肉・筋力低下の予防をすること

ロコモ対策は高齢前から骨密度・筋肉・筋力低下の予防をすること

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   ロコモティブシンドロームとは   

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは、英語のロコモーション(移動)とロコモティ
ブ(移動するための能力)からできた言葉で、移動するための能力が衰えたり、不足して
いる状態のことで「運動器の障害により移動機能に低下をきたした状態」と定義されてい
ます。

運動器と言えば、一般的には「移動するための能力=歩くこと」と考えられがちですが、
立つ、歩く、作業するといった動きにかかわる身体のしくみ全体のことを言います。つま
り、骨・関節・筋肉・神経などの組織に障害が起こることで、移動するための身体能力が
低下した状態のこと
を言うのです。

現代社会では移動手段が発達していますので、自分の身体を使って移動する機会が少なく
なっていることもロコモの大きな原因の1つですが、更に日常生活での支障を感じなくさ
せてしまうことにもなるため、ロコモが進行していても気付かないことが多いのです。

例えば、40センチの高さの椅子に座っていて、腕を組んだまま反動をつけないで片足で
立つことができるでしょうか?もし難しいようなら、あなたはすでにロコモ進行中かも知
れません。

         

ただ、まだ身体のあちこちが痛むとか、歩くことに不安を覚えるというような状態でなけ
れば、日頃のちょっとした努力で回復も十分期待できますので、ときどき椅子から片足で
立ち上がってみる程度のテストをしてみて下さい。特に生活習慣病を指摘されている場合
はロコモになりやすい傾向がありますので、早めのロコモ対策が好ましいかも知れません。

   日常生活でロコモ対策をするには   

ロコモ対策は、足腰を鍛えることが重要なポイントであることは容易に理解できると思い
ますが、中でも「太ももの筋肉」を鍛えることです。その方法はスクワットウオーキン
が効果的であるという科学的な根拠がありますので、ロコモ予防としては、まずはそこ
から始めてみましょう。

特にウオーキングは「バランス能力の改善」にもつながりますので、駅の階段なども進ん
で活用するようにしましょう。中高年の人が駅の階段をサッサと上がる姿は傍目にもカッ
コよく見えますので、ぜひ実践してみて下さい。

             

次に強化しなければならないのが「骨」と「関節」です。こちらは主に食生活になります
が、特に更年期以降の女性は骨粗しょう症や変形性膝関節症などの病気も多くなる傾向が
ありますので、不足するようならカルシウムプロテオグリカンなどの補給も積極的に考
えてみる必要があります。

ところで、同じく高齢者に多い「サルコペニア」と「フレイル」と言われる症状の違いに
も少し触れておきますと、「運動器の障害により移動機能が低下した状態」がロコモで、
骨格筋の萎縮、筋力の低下により身体機能が低下した状態」をサルコペニアと言います。

これらの2つは主に身体的な機能のみですが、フレイルは身体機能の低下に精神機能の低
下や社会性の低下が含まれる状態です。つまり、高齢化に伴うさまざまな影響で活動量が
低下して衰弱していくなかで、身体機能の低下サルコペニアで、それ以外の要素のすべ
てを含む
のがフレイルということになります。

いずれの場合も、生活習慣病などと同じく生活習慣が大きく影響していて、進行すれば要
介護や寝たきり状態になるという点でも共通していますので、その予防法も生活習慣病の
延長線上にあるとも言えるのです。




 

 

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