五十肩の原因と知っておきたい症状をやわらげるセルフケアの仕方

五十肩の原因と知っておきたい症状をやわらげるセルフケアの仕方

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1.五十肩の原因と症状

五十肩とは、その名の通り、50歳前後で最も多く発症する肩に影響する疾患で、肩や腕
の痛みにより、衣服を着たり、脱いだりすることにも不自由を感じるような症状が特徴で
す。正式には「肩関節周囲炎」と言います。

加齢により、肩周辺の組織が弱くなってくることで、仕事やスポーツで体を動かす活動量
についていけず、関節周辺の筋肉や腱などに炎症が起こって痛みが生じるものと考えられ
ています。50歳前後で、腕が上がりにくい、肩が痛いなどの症状を自覚したら五十肩を
疑ってみる必要があるかも知れません。

症状としては、初期のころは、肩を動かしたときに痛みを感じる程度ですが、そのうち安
静にしていても痛むようになり、徐々に肩の可動域が狭くなっていきます。片方の肩だけ
に痛みが出るのが特徴ですが、後に、もう一方の肩が痛くなるケースもあります。ただ、
両方の肩が同時に痛くなることはありません。

五十肩の痛みで辛くないものはありませんが、特に辛いと感じるのが、寝ているときに痛
みが増す「夜間痛」と言われていて、ズキズキとうずくような痛みで眠れず、日常生活に
支障が出ることも少なくないと言われています。

たまに「五十肩は放っておけばそのうち治る」といった迷言を耳にすることもありますが、
一般的には「五十肩の症状が治まる期間は6か月~1年」と言われているものの、実際は
1~2年が普通で、ときには、痛みが消えるまで数年もかかることがあったり、痛みがな
くなっても可動域がもどらない状態がずっと続く人もいますので、そのような言葉を信じ
て放置することなく、今できることは可能な限り実行して、早期の回復をめざしましょう。

2.五十肩のセルフケア

肩が痛いと動かしたくないと考えるのが普通ですが、五十肩の場合は「無理をしない程度
で肩を動かす」ことも必要です。ただし、激痛が走るようなときは、病院で診察を受けた
りすることも大切です。病院へ行っても、五十肩の場合は、それなりの期間が経過しない
と治ることはありませんが、必要に応じて痛み止め薬の処方や注射による処置をしてもら
うことができます。

もっとも厄介なのが、寝ているときに起きる「夜間痛」で、寝ている間の姿勢の変化で痛
みが増すと言われていますが、気が付くのが「痛み」であることが多いので、予防するこ
とも難しいところがあります。近年、そのような人に好評なのが「五十肩まくら」と言わ
れていて、夜間痛だけではなく、首や肩がこりやすい人にも人気があるようです。五十肩
限定という訳でもありませんので、興味があれば試してみても良いのかなと思います。

五十肩のおすすめの体操は、仰向けに寝て、両腕を無理のない範囲で横に広げます。両ひ
ざを揃えて立てて、頭と肩を動かさないようにして「両ひざだけを左→中心→右に捻る」
運動を10回程度繰り返します。このとき、両方のひざが離れないようにして下さい。

もう1つは、アイロン体操と言われる五十肩の代表的な運動で、痛くない方の腕を机など
について、痛い方の腕をだらりとたらして、最初はそのまま可動範囲内で腕を動かすよう
にします。慣れてきたらアイロン(水を入れたペットボトルなど)の重りをもって行いま
す。特に何回と決まっている訳でもありませんが、無理のない範囲で、気が向いたときに
実践してみることです。

そして、デスクワークやパソコン・スマホ操作時などの姿勢に注意しましょう。もともと
猫背を自覚しているようなら、意識して改善する必要があります。

五十肩は、長年の体の使い方や姿勢の悪さが大きな原因の1つで、発症すれは長期戦です
ので、あせらず、痛みを軽減させながら、着実に回復に結びつけるように努力しましょう。





 

 

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