風邪は万病のもと?そもそもは免疫機能の低下が原因

風邪は万病のもと?そもそもは免疫機能の低下が原因

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1.風邪が引きやすい状態

風邪やインフルエンザは、ウイルスが上気道で感染・増殖する「上気道感染症」です。風
邪というのは、風邪症候群とされる呼吸器の感染症で「急性上気道感染症」というのが正
式な医学名です。鼻腔から咽頭までの上気道に炎症が起こることで、くしゃみ・鼻水・鼻
づまり・咳・たん・発熱・喉の痛みなどの症状が出る病気です。

内容的には、鼻から喉にかけてウイルスが感染することで起こる「炎症」と、そのウイル
スや細菌の繁殖を抑えようとして体が起こす「発熱」ということになります。風邪を引き
起こすウイルスは、ライノウイルス・コロナウイルス・RSウイルス・アデノウイルスな
どを中心に200種類以上もあると言われていますので、正確に特定するのは難しいとさ
れています。2019年に新型コロナウイルスというものが現れて大騒ぎしましたが、コ
ロナウイルスそのものは昔からあるウイルスの種類です。

インフルエンザは、上気道だけではなく下気道(肺)まで感染することもあり、症状も重
くなるというのが特徴ですが、いずれにしても、季節の変わり目などに自律神経が乱れる
ことが多く、体の防御機能が低下したときに感染しやすいということになります。さらに
気温が下がり、空気が乾燥する時期にはウイルスの活動も活発になるため、風邪やインフ
ルエンザに感染しやすくなるのです。

しかし、人間には本来、外部から体内に侵入してくるウイルスや細菌などの病原体を見つ
けて取り除く働きがあります。これが「免疫」と言われるシステムです。なので、同じウ
イルスに感染しても、免疫機能がしっかり働いていれば、症状が悪化することも少なくな
るということなのです。風邪は万病のもとなんて言葉もありますが、そもそも風邪を引く
こと自体が免疫機能が低下しているということなので、当然、他の病気にもかかりやすい
ということになります。

2.免疫機能の活性化とは

免疫システムは免疫細胞によって構成されていますが、この免疫細胞を作る能力は20歳
頃をピークに少しずつ下がっていくとされています。なので、加齢とともに風邪を引きや
すくなるだけではなく、他の病気にもかかりやすくなることはある程度は仕方ないことで
もあるのですが、必要以上に免疫機能を低下させている人が多いのです。

その大きな要因は「生活習慣」にあると言われています。まだそれほど老け込む年齢でも
ないのに、よく風邪を引くとか体調が悪いという人は、一度、食事・睡眠・運動など生活
スタイルをチェックしてみて下さい。

また、現在の「体温」を把握しておくことも大切です。体温が下がると免疫の働きが低下
するということを聞いたことがあると思いますが、体温が下がると血流が悪くなり、リン
パの流れも悪くなります。リンパ球には免疫細胞の主力であるB細胞・T細胞・NK細胞
などがありますので、体温が下がると免疫機能も低下するということになるのです。

とは言っても、なかなか体温を上げるのは難しいと思いますが、とりあえずは、体が冷え
ていると感じたら、腹部や太もも、首回りなど、動脈が体の表面に近いところを走ってい
るとされる部分を温めてみることです。実際、そのような処置でもリンパ球が増えたとい
う例もあるようですので、良いと言われることは何でも試してみましょう。特に、平熱が
36度に満たない人は、まずは体を温めることを心がけましょう。冷え対策に有効な方法
として漢方薬も古くから評価が高く、おすすめできます。

そして、もう1つの免疫に悪影響を与えるとされているのが「自律神経」です。自律神経
のバランスを崩す大きな要因はストレスと言われていますので、できるだけストレスをた
め込まないような生活をめざしましょう。

また、リンパ球が増える時間帯は夜と言われていますので、最低でも6時間の睡眠を確保
することを目標にしましょう。そして、免疫に限らず健康的な生活には「適度な運動」で
す。特別なことをする必要はありませんが、せめて駅や会社の階段を週に2~3回は上る
程度のことはしてみましょう。

風邪はもちろん、すべての病気対策は「免疫機能の強化」から始めることです。





 

 

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