肥満症の基準と肥満のリスク、体重を3%減量する方法

肥満症の基準と肥満のリスク、体重を3%減量する方法

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1.高度肥満症とは

21世紀になる直前の2000年に、日本肥満学会が新しい「肥満の判定と肥満症の診断
基準」を発表しました。ここでは世界で初めて「肥満症」という概念の提案をしたことで
話題になりました。そして2022年度の改訂に至るまで、何度かの変更が加えられまし
たが、2016年に「疾患と診断して治療する」ということが定められました。

これまではBMI値(体格指数)25をもって、それ未満が普通体重、以上を肥満として
いましたが、BMI値35以上は「高度肥満」と判定され、減量を要する健康障害が加わ
ると「高度肥満症」と診断されることになりました。

             

BMI値(体格指数)とは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求めた値で、減量
目標は「肥満症」では体重の3%、「高度肥満症」では5~10%(合併症のある場合は
15%以上)の減量が必要とされています。BMI値が25以上(肥満)でも健康に問題
がなければ特に治療の必要はありませんが、健康に問題が生じているような場合は「肥満
症」と診断されて減量が必要になります。

本来、日本人は肥満の少ない国民でしたが、食の欧米化に伴い肥満が急増して健康上の問
題が起きることが多くなってきました。そこで「BMI値25」と「ウエスト周囲径男性
85cm以上、女性90cm以上」の基準は同じですが、BMI値35以上を「高度肥満」
とするという定義が追加されることになったのです。

つまり、脂肪が蓄積して体重が増加することを「肥満」と言いますが、蓄積した脂肪が健
康上の問題を引き起こすような場合は「肥満症」「高度肥満症」という病気として扱われ
ることになったということです。

2.体重3%減量法

肥満は見た目にもカッコ良くないし、病気になる確率も高くなるということなので、まず
は肥満症の基準とされる3%の減量を目指してみましょう。たった3%と思われるかも知
れませんが、それだけでもコレステロールや中性脂肪、血糖値、肝機能に改善が見られ、
更に5%も減量できれば、血圧や尿酸、血糖にも効果が認められると言われています。

             

3%減量の方法としては、1週間に150分以上の中強度の運動をしましょう。中強度の
運動とは「早歩き」「階段を上る」「自転車に乗る」といった運動になります。構えて運
動をするというイメージでなくても、通勤時に少し早歩きをするとか、エレベーターに乗
らずに階段を上るといった、日常生活を少し変えるだけでもできるのです。1日に換算す
れば20~30分程度ですから、それほど苦しいというものでもないはずです。

次に食事ですが、「腹八分目」を意識することと、「早食い」「間食」「ストレス食い」
「外食」の習慣がある人は、できるだけ改めるようにしましょう。特に、間食につながる
ような食品を多く買いだめしないといったところにも注意してみましょう。

さらに、最初のうちは脂肪燃焼を高めることで知られている漢方薬を飲むことで、減量を
意識する習慣ができたという人もいますので、ユトリのある人にはおすすめできる方法か
も知れません。

女性はよく「〇〇〇ダイエット」とかいう方法に興味を持ちますが、それで成功したとい
う話はあまり多くありません。それより、簡単でも成功確率の高い3%減量法を試してみ
て下さい。一度習慣化されれば、それほど苦労しなくても近い将来にスッキリした体形の
自分を見ることができるはずです。


 

 

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