ビタミンＣの働きとは
ビタミンＣという名称を知らない人はいないと思いますが、いろいろな食品に
含まれている水溶性の栄養素の１つです。その大きな働きは、体内に摂取され
た食物がエネルギーに変わる時に形成される化合物から細胞を守ることですが、
一般的には酸化防止作用（抗酸化作用）として知られています。
また、大気汚染や紫外線などによるダメージから細胞を守る働きや、タンパク
質、コラーゲンの生成など健康な身体にも欠くことのできない成分なのです。
具体的に研究されたのが「ガンの予防や治療」で、ビタミンＣを多く摂取する
人は、肺がん、乳がん、結腸直腸がんなど、いろいろなガンを発症するリスク
が低いと考えられています。また果物や野菜を多く食べる人は、心血管疾患の
リスクが低いことも、ビタミンＣが酸化的損傷の低減に一役買っている可能性
があると考えられています。
さらに、直接発症リスク抑えるという訳ではありませが、高齢者に多い加齢黄
斑変性や白内障にも、他の栄養素と併用することで進行や悪化を防ぐ働きがあ
ると考えられています。
もっと身近なところでは、ビタミンＣを日常的に摂取している人は、風邪にか
かりにくいとか、風邪にかかった場合でも回復が早いと言われているように、
さまざまな健康に役立つのがビタミンＣということなんです。
とりわけビタミンＣのメリットを享受できるのが女性で、女性の５人に１人が
貧血と言われていますが、貧血を治すのに必要な「鉄」を吸収しやすくする働
きがビタミンＣにはあります。
また、更年期にはホルモンバランスの崩れから自律神経が影響を受け、さまざ
まな症状が出ることになりますが、副腎皮質から代替ホルモンが分泌されて体
の変調を少なくすることになります。この副腎皮質ホルモンが機能的に働くた
めに必要ななのがビタミンＣと言われていますので、更年期を迎える人は、積
極的にビタミンＣを摂取することで更年期症状を軽減することにもなります。
ビタミンＣの摂取方法
ビタミンＣと言えば野菜と言われるように、ほとんどの野菜に含まれています
が、最も多く含まれているのが旬の野菜と言われています。なので同じトマト
でも冬より夏に食べる方が多くビタミンＣが含まれていることになります。
また、ビタミンＣは水溶性なので、薬品などで大量に摂取するのでなければ、
食品からなら摂り過ぎるということもほとんどありませんので、調理中のロス
分も含め、多少多めに摂取するぐらいの方が良いと言えます。
そんな中でも、テレビでも紹介されていましたが、ビタミンＣを手軽に、しか
も多く摂取できるのが「粉末煎茶」だと言われて注目されています。
その理由は、お茶として出る栄養素は約３割で、残りの約７割が茶殻に残って
いるということなんですね。更に、不溶性成分のビタミンＥ、βカロティン、
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル類、食物繊維なども残されたままに
なっているということから、茶葉をまるごと粉砕して栄養素を残らず摂取する
というところが注目の理由なのだそうです。
で、どのくらい多くのビタミンＣが含まれているのかというと、１００ｇ当た
りの比較でレモンの約３.２倍も含まれているのだそうです。
もちろん、一般のお茶の葉を自分で粉砕して飲むのも悪くありませんが、本格
的な煎茶でありながらもビタミンＣをはじめ、さまざまな栄養素の摂取用に特
殊加工した宇治の名門茶処から販売されている「粉末煎茶さらっと」という商
品があります。お値段も一般的な煎茶と大差ないレベルですので、もし緑茶に
よるビタミンＣ摂取を考えられるならおすすめできる良品です。
