１．二の腕がたるむ理由
二の腕というのは肩から肘までの部分で、上腕二頭筋という一般的
にチカラコブと言われているものと、女性が悩むタルミの正体であ
る上腕三頭筋で構成されています。
同じ腕の裏表なのに、なぜ上腕三頭筋だけが「たるむ」のか疑問に
思うかも知れませんが、その答えは「筋肉は使わなければ退化する」
からです。
上腕二頭筋というのは、腕を曲げたり、物を取ったりする動作に使
われ、上腕三頭筋は、腕を伸ばしたり、物を押したりする動作で使
われるのですが、その動作の頻度と必要とされる筋力に差があるか
らなのです。
つまり、日常生活で私達が主に使っているのが上腕二頭筋で、あま
り使われていないのが上腕三頭筋ということですね。
しかし、筋肉は使わなければ退化するなら細くなるのではと考える
人も多いかも知れませんが、確かに筋肉は退化して細くなりますが、
その細くなったところに脂肪がたまりやすくなることが、ブヨブヨ
とした筋肉の正体なんですね。（笑）
なので、「二の腕のたるみ」を取るということは、この上腕三頭筋
を鍛えて、脂がつかないようにすることに他ならないのです。
２．二の腕のたるみを解消する
筋肉というのは、年齢に関係なく鍛えれば復活するものでもあるの
で、二の腕がたるんでしまったからといって悲観することもありま
せん。 やり方次第で、元の美しい？二の腕が復活しますよ。（笑）
よく「二の腕美人」という言葉を聞きますが、二の腕が細く美しい
と全体的に細く美しく見えるということのようで、特に夏場にはそ
の二の腕の見せどころですので、今から頑張って上腕三頭筋を鍛え
て夏場に備えましょう。
と言っても、上腕三頭筋はそれほど過酷なトレーニングをする必要
もなく、ジム通いの必要もありません。
まずは「腕立て伏せ」をやってみましょう。
手は肩幅で脇をしめて肘が９０度になったら、息を吐いて、そして
ゆっくりと息を吸い込みながら元の位置まで戻します。
これを１日に５回～２０回までの範囲で、自分に合ったペースで始
め、少しずつ回数を増やしていくようにします。
次に、ペットボトルやダンベルを持って、手のひら側が正面になる
ようにして、肘を曲げないように手を後方に引き上げます。この時、
体を前に倒してしまっては意味がないので、体は曲げないように、
静かに後方に引き上げます。上腕三頭筋にハリを感じることができ
れば正しいという判断で行って下さい。
目安は、１日１０回１セットです。
マッチョマンになりたいというのではなく、二の腕のたるみを解消
するだけなら、運動としてはこれでも十分効果が期待できますが、
必ず毎日続けることが必要です。
これだけでも、数カ月もすれば「見せる二の腕」は出来てきますが、
更に「魅せる二の腕」にしたければ、高級エステなどでも使われて
いるマッサージクリームとの併用が一層効果的です。
今度の夏は、人知れず鍛えた「あなたの二の腕」に、周囲の人から
注がれる驚きの視線を存分に楽しんでみて下さい。
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