１．足の裏が痙攣する原因
痙攣には痛みを伴うもの（有痛性）と伴わないもの（無痛性）があり、一般的に痙攣を強
く意識するのは痛みを伴うケースだと思います。足の裏が痙攣するとは、足底筋という筋
肉が収縮している場合がほとんどです。
筋肉が痙攣する場合、その原因になることが多いのが「筋肉疲労」「水分不足」「血行不
良」「冷え」「ホルモンバランスの乱れ」と言われています。日頃あまり経験しない立ち
仕事やスポーツをした後などに、足の裏が痙攣しても、少し休めば元にもどるようなら特
に心配するようなものでもありません。
ただ、日常的に症状が出たり、痛みが長引くような場合は、他の病気が関係しているかも
知れませんので、神経系の病院を受診してみて下さい。
夏場の足裏の痙攣は水分不足、冬場は冷えによる血行不良が原因であることが多いようで
すので、土踏まずのあたりがいつもピクピクしているような感じがする人は、水分補給や
十分な冷え対策をして様子を見るようにしましょう。
また、肥満気味の人はそれだけでも足の裏の負担が増えますし、加齢により血管も老化し
てきますので、若いころにはあまり経験したことがなかった人でも、高齢になると足の裏
の痙攣を訴える人が多くなる傾向にあります。
ただし、いずれの場合も数分の休息で回復するものですので、痙攣が長く続いたり、頻繁
に起きるようなら、何らかの病気が関係している疑いもありますので、早めに病院で診察
を受けるようにして下さい。
２．足の裏の痙攣の予防法
まずは、日頃からウォーキングなど適度な運動を生活に取り入れるようにしましょう。激
しい運動でなくても、足裏の痙攣を予防するために必要な筋肉が付きますし、血流も良く
なります。夏場はこまめに水分補給、冬場は防寒対策を十分にして血流を悪化させないよ
うに意識しましょう。
糖尿病などの生活習慣病を指摘されている人は、足裏だけではなく、生活習慣全般を見直
してみる必要がありますし、貧血気味の人はそちらの改善の必要もあります。
と言うと、すでに糖尿病の人は神経障害を心配するかも知れませんが、神経障害の場合は
「ピリピリ」「ジンジン」した痺れや痛みが主な症状ですので、痙攣によるピクピクした
症状とは少し違います。だからと言って、血糖値のコントロールをおろそかにして良いと
いうことではありませんので、それはそれでしっかり管理するようにして下さい。
足の裏の痙攣は寝ているときに起きることもありますが、どちらかと言うと「寝相の良い
人」に多いようです。高齢で運動もままならないということも少なくないと思いますが、
私が最近使ってみて、足の裏の痙攣も含めて、冷えや疲労の解消にかなりおすすめ度の高
いのが、足の裏に貼るだけの樹液シートです。足の裏が冷えて眠れないことがきっかけで
使い始めましたが、結果的に足のトラブルのほとんどが解消されたような気がします。だ
まされたと思って一度試してみて下さい。目から鱗かも知れません。
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