1.内臓脂肪が増えるリスク
脂肪にもいくつかの種類がありますが、内臓脂肪とは腹部の内臓のまわりに蓄積される脂
肪のことを言います。30歳以上の男性に多く見られるお腹(ウエスト)部分がポッコリ
とした感じに見える脂肪のつき方が特徴です。

この脂肪が多くなることを内臓脂肪型肥満と言いますが、実はこの脂肪が生活習慣病と深
くかかわっていることで、健康診断などでも問題視されることが多いのです。
内臓脂肪は代謝が盛んで、血液中の脂質濃度を高めますし、インスリンの働きを悪くする
(インスリン抵抗性)作用があったり、脂肪細胞から分泌される物質には血圧を上昇させ
る成分も含まれているということなのです。つまり、生活習慣病の代表とされる「脂質異
常症」「糖尿病」「高血圧」のすべてに悪影響を与えることになり、メタボリックシンド
ロームをまねく大きな要因とされているのです。
また、近年は「異所性脂肪」という言葉を聞くこともありますが、これは皮下脂肪や内臓
脂肪は脂肪細胞に蓄積されるのに対して、臓器や筋肉に直接蓄積される脂肪のことを言い
ます。場違い脂肪という別名もあるように、蓄積されていることも判断できにくいという
問題のある脂肪ですが、そのリスクは内臓脂肪と同じような疾患リスクが高くなるという
程度と言われています。ただ、内臓脂肪も異所性脂肪も、皮下脂肪に比べて落としやすい
というのも定説ですので、食事や運動を通して早目に対処するようにしましょう。
2.内臓脂肪が減る生活方法
内臓脂肪(皮下脂肪も同じですが)を減らすには、短期的なダイエットのような方法では
なく、長期的な生活習慣の改善といった、持続しやすい方法を選ぶことが大切です。

まずは食事を見直してみましょう。高蛋白質・低糖質を意識して、腹八分目を実行しまし
ょう。最初のうちは、野菜などを多目にして、空腹感を埋めるような工夫もしてみましょ
う。飲酒も控える必要があります。酒類には意外に多くの糖質が含まれています。もちろ
ん清涼飲料水などもNGです。
次に、日常的にストレスを溜めないようにして、睡眠不足にならないようにします。そし
て、脂肪と言えば運動というほど良く知られていますが、ジョギングやウォーキングなど
の有酸素運動を中心に、余裕があれば筋トレも併用すると効果的です。
なかでも、腹八分目とウォーキングの2つは必須です。内臓脂肪を落とす方法は、いずれ
も健康と名の付くところでは必ず指示されることになりますので、難しいものではありま
せんが、問題はどれだけ継続できるかというところです。逆に言えば、内臓脂肪が蓄積し
ないような生活をしていれば、ほぼ健康状態を保てるということでもありますので、将来
の健康管理もするつもりで、ぜひ習慣化してみて下さい。
まざまな機能が入っている体重計が役に立つかも知れません。興味があれば活用してみて
下さい。