2大腰痛の原因の違いと対処法、再発予防法

2大腰痛の原因の違いと対処法、再発予防法

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1.ギックリ腰と椎間板ヘルニア

ギックリ腰も椎間板ヘルニアも、突然腰が激痛に襲われるという症状は同じで、本人も周
囲の人も一瞬でどちらと判断できる人は少ないと思います。しかし、その原因には明らか
な違いがあり、レントゲン検査をすればよく分かります。

ギックリ腰というのは、非特異的腰痛で、骨や周辺組織に異状が見られないものの、腰部
の筋肉や靭帯、関節包などが傷つき、炎症を起こした状態で、腰の捻挫とも表現されます。

椎間板ヘルニアというのは、椎間板の変形により、神経や周辺組織が炎症を起こして激痛
を引き起こすことを言います。

             

では、両者の見分けはレントゲンやCT・MRIでしかわからないのかというとそうでも
なく、ギックリ腰は関節の捻挫(ケガ)なので、激痛の場所は腰に限定されます。しかし
ヘルニアはケガではなく、椎間板の変形による神経などの炎症による激痛ですので、その
痛みは腰だけではなく、坐骨神経に沿って、尻や脚、足首、足先などにも痛みが出ます。

また、ギックリ腰は腰の捻挫なので、激痛は数日で治まり、1週間程度で終息します。そ
のため腰を痛めて数日後に前かがみの姿勢をとっても、極端に痛みが増すことはありませ
ん。逆に言えば、痛みやしびれが増すようなら椎間板ヘルニアである可能性が高いという
ことになります。ヘルニアの場合は、激痛が治まるまでに1週間、全体的な症状が軽減す
るまでに1~2カ月、普通の生活にもどるまでには2~3カ月程度はかかるのが普通です。

ただ、これらの腰痛はまったく別のものという訳でもなく、ギックリ腰を繰り返すと椎間
板に傷がつき、それが大きくなると椎間板ヘルニアに発展することも少なくありませんの
で、一度ギックリ腰になったら、再発の予防に努め、できるだけヘルニアへの悪い方向に
進まないようにすることです。

2.腰痛の対処と再発の予防方法

ギックリ腰の場合は、発症してから数日は全く身動きができないという人も多いので、こ
こは、痛み止め薬などを使用しながら安静を保つしか方法はありません。ただ、痛み止め
の他にも、意外にも葛根湯が良いという話をよく聞きます。昔は、どんな患者さんがきて
も葛根湯を処方する医者がいて、藪医者の代名詞とも言われていましたが、それほど色々
な症状に対応できるという意味でもあり、現代では名医と言われる先生も推奨していると
言われるほどですので、ダメ元で試してみるのも良いかも知れません。

痛みが少し和らいできたら、腰痛体操やストレッチが効果的と言われています。しかし、
ギックリ腰の大元は、姿勢の悪さと筋力の低下ですので、私は着けて歩くだけのパッド
おすすめします。これなら生活そのものがトレーニングになりますので、横着な私的には
イチオシです。

   

椎間板ヘルニアの場合は、まずは激痛が治まるまで1~2週間は安静を保ち、必要なら痛
み止め、葛根湯なども利用しましょう。強い痛みが少し治まってきたら、温熱療法やマッ
サージ、腰痛体操などを行ないながら、完治するのを待ちましょう。一般的にはヘルニア
は1~2カ月ぐらいで自然に引っ込んで行きますので、それまではあまり無理をしないよ
うに静かに過ごしましょう。

ヘルニアの場合も、再発予防はやはり背筋・下肢の筋肉強化、姿勢の矯正ですので、着け
て歩くパッドがおすすめです。

どちらも、原因の根本にあるのは、姿勢の悪さと筋力の低下ですので、発症したら治るま
ではできるだけ安静を保ち、再発予防は姿勢矯正と筋肉強化を優先的に考えることです。


 

 

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