膝関節痛の初期は歩いて治す?その理由と試して欲しい方法

膝関節痛の初期は歩いて治す?その理由と試して欲しい方法

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1.膝関節の痛みは滑膜の炎症

中高年になると、歩くときや、階段の上り下りなどで膝が痛む人が増えてきます。この場
合の多くは、変形性膝関節症が原因とされています。そして、その痛む理由は「加齢によ
る関節の軟骨のすり減りで、骨と骨がぶつかるため」ということになります。さらに、軟
骨は一度すり減ってしまうと復元しないものなので、年のせいだから仕方ないと結論付け
られているこが多いようです。

全体的に見ると、それは間違っている訳でもありませんが、もう少し詳しく見てみると、
加齢とともに膝関節の軟骨が変性して、すり減っていくのは事実です。そして痛みの原因
がそこにあるということも間違いではありませんが、実際に痛んでいるのは軟骨や骨では
ないのです。

人が痛みを感じるということは、神経を通して痛みが脳に伝達されるということですが、
実は軟骨や骨には神経がないのです。つまり、軟骨の変性やすり減りでは痛みは起こらな
いということになります。

             

すると、痛みはどこで起きているのかということになりますが、それは関節を包んでいる
滑膜という膜が炎症を起こしているためです。ではその炎症の原因はと言えば、それは軟
骨のすり減りが関係しているので、結果的には「軟骨がすり減ることで膝が痛んでいる」
訳ですが、痛みが「軟骨」にあるのか「滑膜」にあるのかで、その対処の仕方が大きく違
うのです。

膝の痛みが軟骨の痛みであるなら「加齢による軟骨のすり減りだから仕方ない」というこ
とになる訳ですが、滑膜の炎症であるなら「炎症を鎮めたり、痛みを抑える方法がある」
ということになるのです。

2.膝関節痛に有効な対処方法

健康といえば肥満解消というほど、不健康の代名詞のようになっていますが、膝関節痛に
も肥満は良くありません。昔から、肥満は膝への負担を増やし、変形性膝関節症を悪化さ
せると言われてきましたが、実はそれだけではなく、肥満の人の脂肪組織からは、変形性
膝関節症を進行させる物質も分泌されているとも言われています。なので、肥満を自覚し
ている人は、まずは適正体重を目指すようにしましょう。

次に、運動と言うとちょっと引いてしまうかも知れませんが、できるだけ体を動かすよう
にすることです。もちろん炎症が起こって痛んでいるときは、安静にしている方が良いで
すが、それ以外のときは適度な運動をすることが、変形性膝関節症を改善することにつな
がるのです。つまり、変形性膝関節症の原因の1つに運動不足もあるということです。

           

そして、膝関節痛と言えば、圧倒的に女性に多いのは周知のところですが、中高年の女性
は、この時期(更年期を迎える40~50代)に骨粗しょう症が進行する人が多くなりま
す。実は、最近の研究では、骨粗しょう症になると軟骨の変性も進みやすいということが
わかってきています。なので、膝関節痛だけではなく、骨折予防のためにも、しっかり骨
の健康に気を配ることが大切です。

では、軟骨のことは無視して良いのかと言えば、そういうものではありません。そもそも
滑膜の炎症は軟骨のすり減りで、その破片が飛び散って滑膜を刺激することで起こるので
す。なので、適度な運動によって軟骨の重要成分であるプロテオグリカンを増やすことが
大切なのです。もちろん、すでに減ってしまっている人は、サプリメントなどで別途プロ
テオグリカンの補給も考える必要がありますが、基本的には「肥満解消」「運動不足解消」
「骨粗しょう症予防」に真面目に取り組むことで、膝の関節痛は改善されるものでもあり
ますので、膝関節痛は治らないとあきらめていた人も頑張って努力してみましょう。

潤腰

 

 

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