四十肩・五十肩の症状と早期回復のための対策

四十肩・五十肩の症状と早期回復のための対策

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1.四十肩・五十肩とは

肩の関節に運動障害や痛みが現れる症状を五十肩と言いますが、医学的には肩関節周囲炎
と呼んでいます。一般的には50代前後に多く見られることから、五十肩と言われていま
すが、痛みや障害の症状は片側の肩にのみ現れるという特徴があります。

             

その原因はと言うと、実はまだはっきりとしたことは分かっていないのですが、発症時期
から考えられているのは、加齢による骨や軟骨、靭帯、腱などの関節組織の機能低下や運
動不足、血液循環の悪化などが関係しているのではないかということです。

症状としては、急性期・慢性期・回復期の3つの進行状況による区分がありますが、普通
はこの3つの期間を経て回復するまでに、おおよそ1年ほどかかるとされています。

急性期の特徴としては、運動時はもちろん、安静時や就寝中にも肩に痛みを感じます。約
2週間ほどで、激しい痛みは少しずつ軽くなってきますが、それで良くなったのではなく、
肩の動きは不自由なままの状態が続きます。この時期を慢性期と呼び、約6カ月ほど続く
のが普通です。

やがて、少しずつ動きも回復し、痛みも薄れてきます。この時期を回復期と呼んでいます。
これらの3つの時期を経過して回復するまでの期間が約1年とされているのですが、実際
のところは、この最終の回復期より少し良くなった程度の状態が数年から10年近く続く
人も半数程度はいると言われていますので、そんなに簡単に良くなっているというもので
もないというのが実情のようです。

2.四十肩・五十肩対策

五十肩という名の通り、発症するのが50代を中心に40~60代という範囲で、関節周
辺の炎症が原因ということですので、五十肩が辛そうなので回避したいと思う人は、まず
は予防することです。

主な予防法としては、血液の循環をよくすることと、適度な肩の運動です。両方一緒にで
きるのがウォーキングですが、ストレッチなども有効な方法としておすすめできます。

             

また、特にまだ五十肩というほどでなくても、肩の具合があまりよくないという人は、と
りあえず肩を温めてみることです。入浴時は肩までしっかり温め、日常的に肩サポーター
などを使って冷やさないようにすることです。サポーターは、肩に負担をかける姿勢や動
きを改善する要素もありますので、肩に不安のある人は左右にサポーターをするだけで、
肩の保護と同時に、猫背などの姿勢の改善ににもなりますので、かなりおすすめです。

すでにときどき肩に痛みがあるという場合は、肩関節の炎症を鎮めるための漢方薬もあり
ますので、それらを上手に活用しましょう。

たまに、四十肩と五十肩の違いについて聞く人もいますが、発症する年齢が違うだけで、
症状も対処法もどちらも同じです。

五十肩の予防・治療法として、運動などで血液の循環を良くし、肩を冷やさないことが大
切ですが、五十肩を発症してしまったときの対処法としては、痛みの強い急性期は、とり
あえず「痛みを和らげる」ことに専念しましょう。鎮痛剤や貼り薬を使ったり、寝るとき
には背中にクッションを置くなどして、肩を少し高い位置にキープすると、少し楽になり
ます。

痛みが軽くなる慢性期からは、肩を温めながら可動域を広げる(少しずつ動かす)ことや、
姿勢の悪い人は改善するように努力しましょう。

五十肩は1年もすれば自然に治るという人もいますが、放置することでだんだん痛みが増
してくることもありますし、悪化して関節が動かなくなることもありますので、やはり、
できる範囲で改善の努力はすることをおすすめします。


 

 

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