高齢者の鼻水が止まらない原因は加齢性鼻炎かも

高齢者の鼻水が止まらない原因は加齢性鼻炎かも

《本ページはプロモーションが含まれています》

加齢性鼻炎の症状

風邪のように熱も咳もなく、花粉症のようなクシャミもなく、ただ水っぽい鼻水が流れる
といった症状を経験している高齢者は多いかも知れません。これは加齢性鼻炎と言われる
ものですが、加齢により、鼻や喉の粘膜の機能が低下して起こる症状と言われています。

加齢による機能低下というのは、老化という意味ですので、老化現象の1つということに
なりますが、加齢の線引きが難しく、よく似た症状の花粉症だと思って、市販の薬などを
飲み続けている高齢者の人もいますが、これは治らないどころか、むしろ副作用による悪
影響が出る恐れもあります。

60歳を一応の基準にして、それ以上の年齢の人は、自分では花粉症と思っている症状も、
加齢性鼻炎である可能性も高くなっていますので、ある程度の期間、花粉症の薬を飲んで
も改善されないような場合は、加齢性鼻炎を疑ってみる必要があります。

             

加齢性鼻炎の原因は、いわゆる老化現象の1つとして、鼻や喉の粘膜の機能が低下したり、
自律神経が乱れることによる症状です。

粘膜機能が低下すると、粘膜の保水力が弱くなり、サラサラとした鼻水が流れ出ますが、
喉の方へ流れると後鼻漏と言われます。睡眠中の咳の原因になったり、喉の違和感(異物
感)として自覚されることが多いですが、耳鼻咽喉科で検査をしても、特に問題がないと
いう結果になることが多いようです。

また、加齢性の自律神経失調症としても、よく似た症状が起こります。その代表的なもの
は、食事のときに鼻水が出やすくなり、特に熱いものや辛いものを食べると起こりやすく
なります。同じように、寝起きに鼻水が多く出るといった症状が出ることもあります。

加齢性鼻炎の治療法

別名、老人性鼻炎とも言われるように、加齢による老化現象の1つですので、完治させる
のは難しいということを覚えておく必要があります。つまり、加齢性と名の付く病気は、
高齢になれば、程度の差はあれ、誰にでも起こりえるものという認識で、とりあえずは、
生活に支障が出ない程度を目標に治療することです。

不要な点鼻薬等、長期間にわたり処方されても、症状に変化が見られない場合も少なくあ
りませんので、ある程度、症状が改善されたら、そこからは治療というより、美容で言う
エイジングケアという感覚で対応することです。

どういうふうにケアするのかと言うと、加齢による症状の多くは「冷え」と「乾燥」がそ
の根本的な原因になっています。なので、全身の加湿と加温を中心に考えることです。

             

鼻や喉を冷やさないためには、マスクやマフラーを着用するだけで、かなり効果がありま
すし、栄養バランスのとれた食事、適度な運動など、それほど難しいことをする訳でもあ
りませんが、心身のエイジングケアに必要なのは、そういう基本的なことに手を抜かない
ことです。

また、栄養補給にサプリメントなどを考える人もいるかと思いますが、その場合は、サプ
リメントより、漢方薬を利用することをおすすめします。漢方薬は西洋医学の抗生物質を
使って行なう対症療法とちがって、自然由来成分の生薬を組み合わせて、体質を改善する
ことで、全身の機能も改善していくというものですので、副作用もなく、老化ケアには最
適と言えるかも知れません。

他にも、鼻や喉の乾燥対策に「オイル点鼻」「鼻うがい」、寒い朝の鼻水などには「鼻カ
イロ」という方法もありますので、必要なら、各自で試してみて下さい。


 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク