夜中に足がつる高齢者のこむら返りの原因と予防方法

夜中に足がつる高齢者のこむら返りの原因と予防方法

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   就寝中にこむら返りの原因   

スポーツ選手が、ときどき「足がつった」と言って、痛みに耐えながらプレーを続ける姿
や、トレーナーなどに足を伸ばしてもらっている光景を見ることがありますが、それは足
を酷使しているスポーツ選手には有りがちなことと、特に難しく考える人もいないと思い
ます。しかし、何もしていないのに、寝ているときに急に足がつって、痛みで目が覚める
という経験をしている人も多いと思います。

           

このような、意識していない強い筋肉の収縮が突然起きて、痛みをともなう症状のことを
こむら返り(有痛性筋痙攣)といいます。年齢に関係なく、立ち仕事や少し激しい運動を
したあとに起こることがある症状ですが、50歳を超えてくると、ほとんどの人が、何も
していないのに、こむら返りが起きたという経験をしていると言われています。

「こむら」というのは、ふくらはぎのことですが、この筋肉が痛みを伴う痙攣を起こすこ
とを、こむら返りというのです。

こむら返りの主な原因は、マグネシウム・カリウム・カルシウムの3つのミネラルのバラ
ンスの乱れにより、筋肉の収縮や神経の伝達機能に支障が出ることによるものですが、ス
ポーツや就寝中の発汗などにより脱水状態になると、血流が悪くなり、筋肉が縮んだ状態
になってしまうことも、こむら返りの一因と言われています。

もちろん、夏場のエアコンなど、汗はかかなくても、足の血流の悪くなるような環境で寝
ていたりすると、同じようなことが起こります。

では、中年以降の人にこむら返りが起こりやすくなるのはどうしてでしょう?まぁ、おお
よその見当はつくと思いますが、若い頃に比べて運動量が減り、筋肉量が減少しているこ
とで、筋肉内の血流が悪くなっていることが大きな原因です。老化現象と言ってしまえば
それまでですが、筋肉内の血流が低下すると、酸素の供給や老廃物の排出も減るため、筋
肉細胞も正常に働かなくなります。つまり、何もしていなくても筋肉に疲労が溜まりやす
くなり、就寝中に足がつりやすくなるというのが、その理由です。

   就寝中のこむら返りの予防   

50歳以降では、夜間のこむら返りは、ほとんどの人が経験しているとされていますが、
60歳以降になると、約1割の人が、毎晩のようにこむら返りに襲われているとも言われ
ています。こむら返りが起こっても、ほとんどの場合は一過性で、ストレッチやマッサー
ジをする程度でやがて治まりますので、特別な治療をしなくても、大きな問題になること
もありませんが、毎日のように起こるようなら、やはり何とかしたいですよね。

そこで、こむら返りの予防や発作時の治療として、準備しておきたいのが、スポーツ選手
などがよく使用しているマッサージスプレーです。マグネシウム高配合の足つり専用のス
プレーで、肌から効率よく吸収されることで、スポーツ選手の必需品となっているようで
すが、夜間にこむら返りが起きやすくなる年齢になると、これまで経験したことがないよ
うな痙攣も起こるようになります。

例えば、健康のために始めたウォーキングの途中で、急に足の裏が痙攣するといったよう
なこともしばしば起こるようになります。そんなときにも役立つことまちがいなしですの
で、ぜひ1つ手に入れておきましょう。

             

こむら返りの予防としては、健康生活ではどこでも言われている「規則正しい生活習慣」
「バランスの良い食事」「適度な運動」が基本ですが、食事だけでは不足していることが
原因でもありますので、ミネラルウオーターなどミネラルの入った水分を補給したり、ア
ルコールやタバコを減らしたり、足の疲れない履物を選ぶなどの工夫も必要です。

寝るときも、仰向けに重たい掛け布団という組み合わせは、こむら返りの起きやすい寝方
とも言われていますので、できれば横向き、軽い布団など、寝るスタイルも注意してみる
必要があるかも知れません。

ただ、こむら返りだけではなく、喉が異常に渇く、手足がしびれる、歩きにくい、腰痛が
ある、足がむくむ、言葉がもつれる、などの症状がある場合は、他の病気が原因であるこ
とも考えられますので、できるだけ早めに医療機関で診察を受けるようにして下さい。


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