高齢者の目やにで目尻が切れる原因と対処法

高齢者の目やにで目尻が切れる原因と対処法

《本ページはプロモーションが含まれています》

1.高齢者に目やにが多い原因

目やにが出たことがないという人はいないと思いますが、加齢にともなって高齢になるほ
どその頻度が増え、量も多くなって、まぶたがくっついて目が開けずらくなったり、目尻
が切れたりする不快な思いをすることが多くなります。

             

私たちの目は、涙腺から常に涙が分泌されて健康な目を保つ働きをしています。眼球の表
面に付着した老廃物やゴミを除去するのもその機能の1つです。普通は、まばたきをする
たびに洗い流されてしまいますが、就寝中はまばたきをすることがなくなりますので、涙
は目尻にたまり、多いときにはまつ毛に沿って目やにという形で残ります。

しかし、寝ていると誰でも目やにが出るかというと、そういうものでもありません。本来
は瞼の内側から鼻腔に通じる涙小管から鼻涙管という管を通って鼻腔内に排出されるよう
になっているのですが、高齢になると涙小管や鼻涙管が狭くなる傾向にあります。すると
鼻腔への涙の排出量が少なくなり、涙に含まれている老廃物などが溜まり、濃縮された状
態で目頭や目尻に目やにが出やすくなります。これが高齢者に目やにが多くなる原因です。

このような症状を慢性結膜炎と呼んでいます。結膜炎と言えば、他人に感染する目の病気
をイメージする人が多いですが、そのような感染をする結膜炎はごく一部で、その原因は
ともかく、結膜が充血したり、目やにが増えたりする症状全般のことを結膜炎と言います。

2.高齢者の目やにの対処方法

高齢者で目やにが気になる場合は、目から鼻への涙の流れを良くすることです。とは言っ
ても、目やにの原因が老化現象の1つであることから、完全に治るというものでもありま
せんが、おすすめの方法は「抗菌成分の含まない目薬」をさすことです。いわゆる目の乾
き、疲れ目といった仕様にできている目薬を1日に数回さすようにして下さい。

              

ただし、細菌性の結膜炎で、白目や瞼の裏側の結膜が充血していて、黄緑色の目やにが出
ているような場合は、逆に「抗菌剤入りの目薬」で対処して下さい。この場合も眼科へ行
って治療することがベストですが、市販の点眼薬でも治ります。

そして、いわゆる他人にうつるとされる流行性角結膜炎の目やにですが、こちらはウイル
ス性の疾患で、激しい症状と感染力のある感染症です。感染直後から結膜が充血し、白色
の目やにが大量に出ますのですぐに異変に気付きますし、自己判断で完治できるような病
気でもありませんので、できるだけ早く眼科を受診し、医師の指示に従って治療するよう
にして下さい。

高齢者の目やには、気にならなければ特に害がある訳でもありませんが、たまに目頭や目
尻に固まった目やにを無理やりはがしたために、目頭や目尻が切れるという人がいます。
その場合は、温めたタオルを目の上に載せて、目やにを柔らかくしてから優しく拭き取る
ようにすれば、目頭や目尻を傷めることもありません。


 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク