１．肥満の要因は日常生活にある
肥満の原因と言えば、食べ過ぎや運動不足ということになっていますが、だからと言って
〇〇〇ダイエットといった特別な食事方法をとってみたり、頑張って運動をしてみても期
待したような成果が上がらなかったという人の方が多いのではないでしょうか。
もちろん、食べ過ぎや運動不足は肥満の大きな要因ではありますが、単純に食べる量を減
らせば良いというものではありません。無理やり食事量を減らすのではなく、自然に減る
ような食事の仕方をすることを考えてみるのです。早食いの人は肥満になりやすいという
説がありますが、これは食べ始めてから脳に満腹のサインが伝わるのに要する時間があっ
て、早食いは満腹と感じる前に食べ過ぎてしまうという理屈ですが、実際、ある種の調査
でもそれは確認されているのです。
さらに、食事とは無関係に思えますが、睡眠不足も食べ過ぎと関係しています。例えば、
４時間睡眠を２日続けるだけでも、レプチン（食欲抑制ホルモン）が減少し、グレリン（
食欲増進ホルモン）の分泌が高くなることがわかっています。
そして、不規則な生活による食生活の乱れも肥満を招く要因の１つとされています。例え
ば、夜おそく食事をすると、エネルギーが消費されにくく体脂肪として残りやすいだけで
はなく、翌朝の朝食にも影響します。朝食抜きや飲み物だけといった中途半端なスタート
からすでに肥満の要因を増やしていることになるのです。
なので、まずは規則正しい生活のリズムを作ることが大切で、そのためには「就寝時間」
「起床時間」を決めて、それに合わせて食事の時間も設定することから始めるのです。
２．肥満解消に役立つ生活の仕方
肥満解消には、まずは生活（睡眠・食事）のリズムを整えることです。次に、私たちが活
動するためのエネルギー源となるのが「炭水化物（糖質）」と「脂質」です。逆に言えば
これらの摂取量が多く消費しきれなかった場合に「脂肪」として体に蓄えられることにな
るのです。いきなり食事から控えるのは難しいと思いますので、お菓子やジュースなどの
清涼飲料水、唐揚げなどの揚げ物が好きという人は、とりあえずはそこから控えるように
してみましょう。もちろん食事もそこのところを考えていれば、少なくとも「ラーメンと
チャーハンの大盛」などというメニューは選べませんよね。炭水化物である主食（ご飯や
パン・麺類など）と主菜（肉や魚、卵、大豆製品など）、副菜（野菜や海藻類など）をバ
ランス良く組み合わせて摂るようにしましょう。
次に運動ですが、肥満解消には有酸素運動が適しています。すぐに思いつくのがウォーキ
ングではないかと思いますが、これも日常生活をちょっと工夫することで可能です。通勤
や買い物で時間があれば意識して歩く距離を増やしてみるとか、エレベーターやエスカレ
ーターを使わず階段を上るといったことから始めてみると楽です。
すすめです。よくわからないサプリメントなんかより、肥満症改善の効能効果が認められ
た漢方処方の医薬品ですので安心して使用できます。
今日から「就寝時間・起床時間」を決めて十分な睡眠をとり、バランスの良い食事で糖質
・脂質の摂り過ぎに注意、そして意識して歩くことを心がけるだけです。やってみる価値
は十分にあると思いますが、いかがでしょう？
