夏場のめまい・吐き気は熱中症と考えやすいが脳梗塞の症状でもある

夏場のめまい・吐き気は熱中症と考えやすいが脳梗塞の症状でもある

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1.熱中症と脳梗塞の違い

暑い夏に、めまいや吐き気などの症状が現れると、多くの人は熱中症と考え、水分を補給
して様子を見ようとします。しかし、これが脳梗塞の症状だったとしたら、実はそのタイ
ムロスが命取りになるかも知れません。

             

そのような誤判断を防ぐために、まずは熱中症と脳梗塞の症状の共通点と違いについて、
しっかりと覚えておく必要があります。両者の共通した初期症状としては「めまい」「吐
き気」「ふらつき」「意識がなくなる」といったことがあります。次に、脳梗塞の特徴的
な症状は「片マヒ」です。口や眉毛などの片側だけが歪んでいたり、片足や片腕だけが力
が入らないといった症状が見られる場合は、すぐに救急車の手配をする必要があります。

脳梗塞と言えば冬のイメージですが、意外にも夏にも多いのです。汗を大量にかく夏には
脱水状態になりやすく、血液ドロドロという状態になると血栓ができやすく、脳の血管を
詰まらせてしまうと脳梗塞ということになります。熱中症も脳梗塞も、その原因も症状も
似ていることから、特に夏場の脳梗塞は熱中症と間違われやすいですが、脳梗塞は時間と
の戦いですので、その違いを的確に見抜いて、脳梗塞の疑いがある場合は一刻も早く対処
する必要があります。

熱中症は、水分・塩分の補給、体を冷やすなどの処置で回復しますが、脳梗塞の場合はこ
の対処法は効果がないというより、症状を悪化させてしまうこともありますので注意が必
要です。脳梗塞の疑いがあれば、まずは救急車の手配をして、体を動かさないようにして
救急車の到着を待ちましょう。

2.熱中症・脳梗塞の予防

暑いときの熱中症も脳梗塞も、その予防には「こまめな水分補給」です。特に高齢者の場
合は、動脈硬化が進んでいることが多いので、熱中症と脳梗塞や心筋梗塞が同時に起きる
こともあります。胸の痛みや、腕・肩・歯・あごの痛みなども訴えている場合は、心筋梗
塞の疑いもあります。

           

いずれの場合も、まずはこまめに水分補給をすることで、血液の流れを良くすることが予
防の第一歩です。寝る前、起床時、入浴前後など、水分を失うような状態にあるときに、
発汗量を上回る程度に水分を補給することが目安です。特に水分補給ができない状態が長
く続く睡眠前後はしっかり水分補給をするようにしましょう。実際に夏の熱中症発症の約
4割が夜間の就寝時となっています。

ただし、あまりにも過剰(約6リットル)に水を摂取すると、体内のナトリウム(塩分)
が薄くなって生命の維持活動に支障が出てしまいます。

また、日頃から脂質異常症や高血圧を指摘されているような人は、動脈硬化も進んでいる
可能性がありますので、ヘルスオイルなどで動脈硬化の予防もされておくと良いかも知れ
ません。同時に、生活習慣や食習慣を改め、血管力を強める生活に切り替えることです。

また、近年「夏血栓」とかいう言葉も耳にしますが、これは体内の水分が不足することで
血液がドロドロ状態になって血栓ができ、血管を塞いで血流を滞らせてしまうことをいう
のだそうですが、それにより熱中症と脳梗塞の中間的な症状が現れる「一過性脳虚血発作」
という病気には注意が必要です。熱中症とよく似た症状に、手足のしびれなど体の片側に
障害が起きますが、多くは数分から数十分で血流が回復して元の状態に戻るため、熱中症
だったのかも知れないと思ってしまいますが、そもそもが脳梗塞が起きやすい状態にある
ことに変わりなく、3カ月以内(約半数は48時間以内)に20%程度の人が脳梗塞を発
症すると言われていますので、そのような症状が見られた場合は、回復しても病院で検査
を受けることをおすすめします。


 

 

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