１．意外な薄毛の原因
早い人なら３０代でも薄毛の兆しが現れることがありますが、ほとんどの場合は放置され
ていることが多く、それから１０年も経過するとハッキリと薄毛の症状が出てきます。
まだ大丈夫とか、遺伝だからとか、自分勝手な理由で放置してしまう人が多いですが、皮
膚炎などが原因となっている場合を除いては、男性の薄毛の場合は、毛髪が全体的に細く
なってきたり、抜け毛の本数が増えてきたりすることで、主に髪の生え際や頭頂部が透け
てくるような症状が見られます。
何もしない人の特徴として、このような症状が見られると、もう手遅れだとあきらめてし
まうことですが、たとえ自他ともに薄毛を認めるような状態でも、まだ手遅れという訳で
はありません。少しでも改善したいという気持ちがあれば、薄毛は食い止めることができ
るだけではなく、改善することも可能であると言われています。もちろん、その時期は早
いほど効果も現れやすいので、何らかの薄毛の兆候に気づいたら、できるだけ早く薄毛対
策に取り組むという姿勢が大切です。放置して良くなることは絶対にありません。
このように言うと、すぐに難しい専門用語や難解な説明とともに販売されているような育
毛剤などに走る人が多いですが、それはそれで悪いとは言いませんが、その前に知ってお
いて欲しいことは、人間の体は食べたもので作られていて、髪も例外ではないということ
です。なので、まず最初に取り組むべき課題は食生活の見直しなのです。そして、薄毛は
改善しないとあきらめている人に多いのが、この点を軽視していることです。
２．食事で薄毛の改善
食事で薄毛を改善するというと、普通に考えるのが髪に必要な栄養をしっかり摂るという
ことだろうと思いますが、それは間違いではありませんが、薄毛の状態を改善に結びつけ
るには、食事内容だけではなく、食事量や食事のタイミングなど総合的な見直しが必要な
のです。
そこで、薄毛対策に食べるべき食品と食べるべきでない食品を、大雑把に知っておくこと
が大切です。まず薄毛を助長する食べ物として、糖分や塩分の多い食べ物、高カロリーな
食べ物、高脂質な食べ物、アルコールの過剰摂取などです。特に髪の毛ということでもな
く、健康上も良くないとされているものばかりですので、意味がわからないという人はい
ないと思いますが、薄毛対策としてはしっかり実践していくことが大切です。
次に、薄毛対策に必要な食べ物としては、タンパク質やビタミン、ミネラルなどを多く含
む食品になります。具体的には、肉類、卵、乳製品、大豆、海藻類、緑黄色野菜、魚介類、
ゴマ、ナッツ類、バナナなどに髪に必要な栄養が多く含まれるとされています。こちらも
特に説明の必要性もないほど良く知られた食材ばかりですが、要は髪に必要な成分と血行
を良くする成分になります。
また、薄毛を促進する5aリダクターゼの働きを阻害する働きをする成分を含む緑茶やウー
ロン茶なども薄毛対策には効果が期待できると言われています。ただ、自炊でもしていな
い限り、なかなか思い通りの食事内容にできないと思いますが、そのような場合でもあき
らめることなく、不足しやすい必須栄養素をサプリメントで摂取するのがおすすめです。
そして、もう１つ大切なのが食事の習慣です。就寝前の食事、暴飲暴食、食事制限、不規
則な食事時間は薄毛を助長する原因になりますので、しっかりと意識を変えましょう。特
に薄毛対策だけではなく、健康生活の基本でもありますので、改めるべきところはきっち
り改めて、髪の毛の成長に期待してみましょう。
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