恐怖心は妄想の産物?恐れの原因と克服方法

恐怖心は妄想の産物?恐れの原因と克服方法

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1.恐怖心は妄想の延長線上にある

怖いという感情があるということは、ある意味、正常な人間であるということなのですが、
それが必要以上に強いと、日常生活の障害になることもあります。そこで、今回は、この
「怖い」という感情がどこから生まれるのかを考えてみましょう。

人が恐怖を抱くもっとも分かりやすい例としては、「命を失うかも知れない」という考え
ですね。つまり、実際に、命を失って恐れているのではなく、失うかも知れないという思
いが、恐れなのです。さらに、一度そのように思い込むと、あることないこと、自分の知
る限りの「命を失う」ことに対する恐れが沸いてくることになります。

             

例えば、夜に墓地の近くを1人で歩くと、幽霊が出るかもしれないと思うことで、恐怖心
が出てきて、周囲の景色も幽霊に早変わり、自分の足音も幽霊の足音に聞こえてきたりし
ます。少し冷静になれば、幽霊には足がないのだから、足音なんかするはずもないのです
が、それほど強い妄想にとらわれてしまうと、そういうことにすら気付かない状態になっ
てしまうのです。

このように考えてしまうのは、実は偶然ではなく、もともと人間が持ち合わせている想像
性防衛本能によるもので、それがあるから、車を運転するときも、危険な作業をするとき
も、慎重に行動することができるのです。

なので、何かをしようとするときに、最初に悪いことから考えてしまうという想像癖は、
ほとんどの人間が持ち合わせていて、それほど特殊なことではありませんが、それが行き
過ぎると、一般的には「用心深い人」「神経質な人」「後ろ向きな人」といった印象を持
たれることになりますし、本人も意味のない想像に不安を覚えて体調を崩してしまったり
しますが、病院へ行っても異常がない(不定愁訴)と、ますます不安になる(自律神経失
調症)という状態になって、しまいには「うつ病」になったりもします。

このように、何事でも、必要以上に妄想を膨らませていくことが恐怖心を増大させていく
ことになるのです。

2.恐怖心を克服するための方法

恐怖心が全然ないというのも好ましいことではありませんが、必要以上に強すぎるのも問
題です。では、人間にはなぜ恐怖心が備わっているのかと言うと、それは最悪の事態から
のショックを吸収するためです。

例えば、入学試験で、自信があっても、ダメかも知れないと考えませんか?それは実際に
ダメだったときの精神的なショックを和らげるための役割しているのです。そして、その
ように考える習慣は、自分の経験や、人の体験を見たり、聞いたりすることで、自然に身
についてきたものなのです。

そこで、恐怖心を克服するためには何をすれば良いのかということですが、前向きに考え
るというと、また難しくなると思いますが、不安に思うことを希望に思うことです。
例えば、会社が倒産してしまったら、子供の教育費や住宅ローンの返済など、次々と不安
なことを考えてしまいますが、そんな状態で、さえない顔をして職探しの面接に臨んでも、
良い結果は得られません。

それより、自分にはこの仕事を10年もやった経験と自信があると考え、次はもっと良い
環境に出会えるかも知れないと、同じ妄想でも良いことを考えるのです。

       

そして、恐怖心の生まれる背景には、自分の置かれている状況に満足していないことがあ
ります。つまり、所持金が少額である場合、それを失ったらと考えることが恐怖心の始ま
りなので、少額でも有るのだから有難いと考えるだけで、恐怖心は生まれないのです。

素直に現状を喜ぶことで、恐怖心の半分以上は克服できると思います。また、ある種の神
だのみでもありますが、お守りを持つというのも恐怖心を断つための小道具として良いか
も知れません。今流でいけば、龍神のお守りなんてのは、かなりご利益があるかも知れま
せんね。


 

 

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