１．高血圧を治せるのは自分だけ
高血圧が心配で病院通いをしている人の一番の間違いは、病院へ行けば高血圧が治ると思
っていることです。病院でやることは、現在の血圧を下げる応急処置をしているだけで、
高血圧を治す治療をしている訳ではありません。つまり、高血圧で病院へ行くことは、応
急処置を繰り返しているに過ぎないのです。
なぜなら、高血圧とは生活習慣が原因で起こる病気なので、その要因を取り除かない限り
改善することはできません。そして、生活習慣とは自分で直すもので、病院の薬が直して
くれる訳ではありません。
日本の高齢者の約半数が降圧剤を服用しているとも言われていますが、それで高血圧が治
ったという人はいるでしょうか？しかも、高血圧の基準が１３０や１４０mmHgというの
も異常で、本来は年齢プラス９０というのが基本の考え方です。つまり、７０歳なら１６
０でも決して高血圧の範囲ではなく、むしろ、その程度の血圧がなければ、老化した血管
内を浄化することができないのです。
ところが、健康診断で高血圧（本来は正常値以下でも）と判定されて病院へ行くと、数値
を確認して薬を処方してくれるだけです。本来なら、病院で原因を解明して、医師から説
明を受けて治療することになるのですが、高血圧の原因が生活習慣であるとすれば、医者
も調べようがないので、応急処置として血圧降下剤を処方してくれるのです。
西洋医学の基本は、耐えがたい症状を緩和して、自然治癒を待つということです。なので
いくら降圧剤を飲んで、その場は血圧が下がっても、自然治癒のための努力をしなければ、
しばらくすれば、また血圧は高くなってしまいます。すると、また病院へ行くというのが、
今の日本人の高血圧治療の現状です。
２．高血圧の原因を知って行動する
高血圧の原因が、生活習慣にかかわるものである以上、病院ではその処置はできません。
つまり、自分で生活習慣を改善する以外に方法はないのです。もちろん、その要因はいろ
いろありますが、その主なものは、脂質・糖質の過剰摂取、過度の飲酒・喫煙、肥満、ス
トレス、睡眠不足、運動不足などですので、まずは日常生活で、この辺のところから見直
してみることです。
特に、高血圧と深く関係しているのが運動不足ですので、どうしたら良いかわからないよ
うな場合は、とりあえずウォーキングなどで、１日３０分以上歩いてみることです。
実際にやってみるとすぐに分かると思いますが、心臓や肺の機能が向上して、血液の流れ
がよくなりますので、自然に血圧は下がります。それだけでも、動脈硬化の発症が３０％
も減少したというデータもあるのです。
ただし、一気に長時間の運動をするより、毎日継続できるような運動量にすることがコツ
です。１日に３０分以上、距離にして２.５ km以上歩くことを目指にしましょう。
さらに、筋力を増やし、血流の改善に役立つ小道具も活用することで、血圧改善にも効果
的に作用しますので、興味があれば、ぜひ試してみて下さい。
また、食生活に問題がある人は、食事内容を見なおすのは当然ですが、こういう時こそ、
サプリメントというものが役に立ちます。それも、漢方薬の流れを受けるものが、体質の
改善にも良いと言われるように、血液全般に働きかけるような漢方成分で構成されている
ものがおすすめです。
半年以上、病院通いをしても、高血圧が改善されない人は、とりあえず１カ月ほど歩いて
みて下さい。その結果がすべての結論です。
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