１．プチ不調の原因の大半は胃と腸

何となくスッキリしない、ヤル気が起きない、と朝から感じてしま
うけれど、病院へ行くほどの決定的な症状も見当たらないといった
小さな不調は、普段から健康に気を使っている人ほど悩んでしまい
ますよね。
 
このプチ不調の原因は、過労やストレスだと考える人は多いのです
が、なぜそうなるのかというところまで考えないところに、なかな
か「何となく不調」から抜け出すことができないのです。
 

 

過労やストレスがたまると、暴飲暴食や自律神経の乱れなどにより、
胃腸の能力も低下してしまいます。
 
すると、疲れているからと栄養価の高いものを食べても、肝心の消
化吸収力が低下しているため、効果的にエネルギーに変えることが
できないという状態になり、活動するためのエネルギー不足から、
体がだるい、疲れやすいといった症状がでることになります。
 

また、エネルギーの不足は、体を動かす気力も低減させ、その結果
筋力の低下、血行不良から身体の冷えに関係していきます。
 
こうなってしまうと、どんどん悪影響が出てきて、冷え性や睡眠不
足と、体調が良くなる要素は見いだせなくなってきます。
 
でも、その根本的な原因が胃腸にあったとしたら、いくら眠れない
からと睡眠薬を飲んでも問題が解決することなどありません。
 

２．胃腸の調子を改善する方法

よく腸内細菌のバランスがどうこうということが言われていますが、
もちろんそれは間違いではありませんが、どちらかと言えば下痢や
便秘症状の改善向きの考え方であり、問題が「身体の不調」という
ことなら、胃と腸は１本の消化器官と捉えて、胃の調子が良くなれ
ば、自然と腸の調子も改善されていくと考えるべきです。
 

では、胃に不調を感じるときといえば、どのような状態になってい
るときかというと、胃の内部の粘膜層から分泌される胃液のなかの
胃酸と粘液のバランスが崩れたときです。
 
そのバランスの乱れにかかわっているのが、油っこいものや刺激物
などの食べ物、ストレスによる自律神経の乱れなどです。
 

 
胃や腸は、比較的早い段階で何らかの症状を出すことで、私達の体
に異常が起こっていることを知らせてくれる器官でもありますので、
何となく体が疲れるといった「何となく症状」に気付いたら、なる
べく早めに胃腸をいたわってあげることで、意外に簡単に体調がよ
くなるということも多いのです。
 

では、その改善方法ですが、ここではあくまでも「何となく不調」
のための改善方法であって、突然激しい痛みが胃に起こったとか、
吐血したとか、意識がもうろうとしているといったような症状は、
別次元の問題ですので、そのような時はすぐに専門医を受診するこ
とです。
 

まず、飲み過ぎ、食べ過ぎ、香辛料、カフェインなどの摂り過ぎは、
自分でもよくわかっている原因ですので、特に問題ないと思います
が、とりあえずはその原因物質を控えることです。
 

そして、加齢も含め、身体虚弱を改善する努力をすることになりま
すが、必要なビタミン剤や漢方薬で補うという方法もよく使われて
いる改善法です。
 
その他、ストレスをためないことでは、軽い運動もかねてウォ―キ
ングやストレッチ、入浴、アロマなど普段の生活とちょっとスタイ
ルを変えてみることをおすすめします。
 
　
 

例えば、駅からバスではなく歩いて帰宅してみるとか、昼食はいつ
もと違うスタイルのレストランに行ってみるとか、スマホでゲーム
をしてみるとか、そのようなことでもずいぶんストレスから解放さ
れることもあります。
 
また、パターンはちがいますが、昔からこのような症状に圧倒的な
支持を受けているものに「養命酒」という漢方・生薬があります。
 
イマイチ何から始めたらいいのかよくわからないという人は、こち
らをまず試してみるという手もあります。
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