1.脳の疲れは深刻
脳医学の世界で注目されている「脳過労」とは、脳が疲労して疲れ
がたまっている状態のことをいうのだそうですが、何もしなくても
比較的すぐ回復する体の過労とは少し意味が違うようです。
脳の疲れは、放置すると回復するどころかどんどん「蓄積」されて
しまって、やがて脳を老化させる原因になるのだそうです。
と言うと、「脳過労」に陥っている人は、どのような症状が見られ
るのかが気になるところですよね。(笑)
まず、大なり小なり誰にでも経験のある「物忘れ」というのが、脳
の疲労の最初のサインというところでしょうか。
よく知っている人なのに名前が出てこないとか、「あれ」「それ」
といった表現が多くなるのが特徴で、いわゆる固有名詞の検索機能
が衰えてくるような状態です。
そして、何か用事を思い付いて、その場所まで行ったら何をしよう
としていたのか忘れている、といったことが頻繁に起こるようにな
ったら要注意ということになります。
それって、もうすでに「認知症」じゃないの?と思われるかも知れ
ませんが、ここでハッキリと区別しておきたいことは、認知症とい
うのは「物忘れ」ではなく、「新しく記憶が作られない」状態のこ
とを言うのです。
なので、何かを思い出せなくてイライラするとか、誰かのヒントが
あれば思い出すとかいうのは、「記憶は存在していてスムーズに出
てこない状態」で脳の疲労、認知症の場合は「記憶そのものが無く
なっている状態」のことをいうのです。
良かった「自分は認知症じゃなかった」と思われたでしょうか?
しかし、それは現段階での話で、脳過労をそのまま放置すると、脳
が疲れていない人よりも早く認知症を発症するリスクが大きくなる
だけではなく、脳そのものが老化していくことになりますので、情
報社会に生きる私達は、年齢に関係なく「脳は疲れている」と考え
るべきなのです。
2.脳の疲労を取る方法
脳が最も疲れる背景には、同じことに「集中しっぱなし」状態とい
うのがあります。
と言うことから、「意識的にOFFタイムを作る」、つまり、とき
どきはぼんやりする時間を作ることが脳を休めることになります。
人間の脳は、このぼんやりしている時に、次の作業への準備態勢を
整えようとしていて、実は、この脳内の切り替え作業が脳のリフレ
ッシュにつながっており、脳の疲労を回復させることになるのです。
更に、病気を早く治したいと思ったら、それぞれに適した薬がある
ように、脳の疲れの回復にもふさわしい栄養剤があります。
知の健康成分と言われている「コリン」がそれで、生きるために必
要不可欠な栄養素に分類される必須栄養素の1つなのです。
知の健康を重視するアメリカでは、すでに目標摂取量を定め、積極
的な摂取を推奨されているほど重要な栄養素なのですが、残念なが
ら日本ではまだ専門家レベルでしか普及していません。
何らかの理由で記憶力に不安を持たれて、このページを訪問された
あなたはラッキーかも知れません。
あなたの脳の疲労を取り、元気に活動させるための必須栄養素が、
日本でも少数ですが存在します。
代表的なものが、不二製油の「アルツパンチ」と言われるドリンク
で、有名レストランでも採用されている美味しいクリーム飲料にコ
リンが豊富に含まれているというものです。
必要な時はぜひ思い出していただきたいと思います。