１．大腸機能を活性化する成分

アロエと言えば、民間療法の横綱的な存在で、やけどや傷の炎症を
抑え、皮膚の修復に優れた働きをすることで有名なだけでなく、実
際に子供のころ、おばあちゃんからアロエを塗ってもらった経験の
ある人も少なくないと思います。
 
もちろん、皮膚の修復だけではなく、アロエには肥満、高血糖など、
さまざまな症状の緩和に役立つ成分が豊富に含まれているのですが、
その中の１つに「アロイン」という成分があります。
 
　　　　　
 
アロエの葉が持つ、強い苦味成分で、胃酸の分泌を助け、食欲不振
の解消に効果があると言われていますが、腸の粘膜を刺激して、腸
のぜん動運動を活発にし、腸内の余分なものを押し出す働き、つま
り便秘を改善する働きがあるのです。
 
改善すると言えば、何かあまり効果がないような感じがするかも知
れませんが、一般的に私達が何かを試すときに、よく心配するのが
「副作用」といことではないかと思います。
 
アロエにも副作用というのがあって、その代表的な内容はというと、
「食べ過ぎによる下痢や腹痛」ということなんですね。
 
便秘に悩み続けている人にとっては、この副作用って救世主のよう
な感じがしませんか？（笑）
 
　　　　　
 
もちろん、腹痛までは望まなくても、ともかく便秘にはかなりの効
果が期待できることはまちがいのないところです。
 
これほどの効き目のある成分なので、やはりアロエをそのまま食べ
られるという人は少ないと思いますが、最近は飲みやすいジュース
やサプリメントなども有りますので、摂取することはそれほど問題
になることもありません。
 

２．アロエにもいろいろ

アロエとひとくくりにして言っていますが、実はアロエにもいろい
ろな種類があります。
 
しかし、あまり今回のテーマと関係のないものは省略して、便秘に
関して言えば、日本で最も多く見られるのがキダチアロエという品
種です。
 
便秘分野では粉末やジュース、美容分野では化粧水などがアロエの
エキスを使っていますが、ヨーグルトなどで食べることが多いのが
アロエベラという品種です。
 
これらの品種は、野菜にはないビタミン１２などの成分も含まれて
いたり、それぞれに特徴があって、いずれも健康食品などを通して、
さまざまな用途で有効に活用されているのです。
 
　　　　
 
そのような中でも、はるか太古の昔から薬用として利用され、パピ
ルスにも登場するほどの隠れたアロエ界の大本命が、南アフリカ原
産のケープアロエなのです。
 
そもそも医薬品の品質規格に登録されているアロエというのが、こ
のケープアロエのことで、古くはミイラの保存にも使われていたと
いうほど抗菌作用にすぐれた強い成分を持っており、総合的な成分
含有量もキダチアロエの十数倍とも言われているのです。
 
医薬品としても登録されているほどですから、その効きめは便秘や
胃もたれなどに対しても群を抜きますが、逆に摂取量には注意が必
要というのが医薬品基準なのです。
 
　　　　　
 
しかし、便秘に悩み続ける皆さんには、そこまででなくてもまずは
便秘の悩みから解放されたいというのが一番だと思いますので、日
本で主流のキダチアロエ１００％の飲みやすいジュースを紹介して
おきます。ぜひ試してみて下さい。