1.日本品質の石鹸とは
鹸化塩析法または中和法で得られるニートソープを真空乾燥器にか
けて水分調整してできたものを石鹸素地といいます。 もちろんこ
の段階では、完全無添加の「生石鹸」ということになります。
そこに各種成分を配合して、成形したものが固形石鹸ですが、この
石鹸素地を固形石鹸にするまでの工程が2種類あります。
1つは、「機械練り法」と呼ばれるもので、石鹸素地に各種香料や
色素、助剤などを加えて、ロールでしっかり練り混ぜたものを棒状
に押し出し、切断・型打ち機で成型してできた石鹸です。
石鹸素地に何も加えないで作った場合は、無添加石鹸と言われるも
のになります。
そして、もう1つの方法は、「枠練り法」と呼ばれるもので、石鹸
素地に香料、色素、助剤などを加え(無添加の場合は何も加えない)
大きな枠の中に流し込んで、時間をかけて十分に冷えて固まるのを
待ちます。 固まったら、製品大に切断して、自然乾燥させ、型打
ちをして製品化するのですが、用途によっては型打ちせずピアノ線
でカットしたままで販売されるものもあります。
どちらが良いという訳でもありませんが、機械練りの場合は、作業
の効率化と、急速冷却・乾燥により水分含有量の少ない、粒子の整
った見た目の良い石鹸が出来上がりますが、水で溶けたり崩れたり
しやすいという欠点があります。
枠練りの場合は、その逆で石鹸粒子が大きく、水分を多く含んでい
るので、ふやけにくく、溶けにくいのですが、長期保存で水分が失
われると、変形したりひび割れしたりすることもあります。
いずれの場合も、長短あり、どちらが良いとは言えませんが、いわ
ゆる洗顔で細かい心配りが可能な製法は、職人が丹念に作りあげる
枠練り法が適していると言えます。
2.肌をメイクする石鹸
枠練り法で、職人が美容液級の成分、コラーゲン、ローヤルゼリー、
ヒアルロン酸、オリーブオイル、スクワランなどを練り込んで、顔
を洗いながら肌をメイクして、美しくなれるというシンプルな発想
で作られたのが、日本品質化粧品ブランド「イヤサカ」から発売さ
れた「肌をメイクする石鹸」です。
以前に、肌の汚れをきれいに落として、肌の自然の回復力を期待す
るという種類の洗顔石鹸が現れて、一世を風靡したことがあります
が、今回のイヤサカの洗顔石鹸は「保湿」「美容」効果も加わった
21世紀の発想による洗顔石鹸として出現しました。
超濃密泡で汚れをしっかり落とすことはもちろんですが、洗っても
落ちないヒアルロン酸の2倍の保湿力を持つ保湿成分リピジュアの
配合で抜群のシットリ感と、美容液クラスの透明うるおい肌を実現
するということなのです。
つまり、メイクのための洗顔ではなく、肌そのものをメイクすると
いう新次元の洗顔石鹸なんですね。
確かに、汚れを落としながら、同時に美容効果を持たせるという考
え方は、誰にでも理解できることなのに、今までそのような製品が
なかったことの方が不自然だったかも知れません。
洗うだけで、汚れ、毛穴、くすみ、潤いなどの肌のトラブルにアプ
ローチするという、日本品質の洗顔石鹸を一度試してみて下さい。
あなたを待っているのは、驚きでしょうか、納得でしょうか、満足
でしょうか? 恐らくそのいずれも時間差で実感できると思います。