１．甘酒は、飲む点滴？
意外ですが、甘酒とは江戸時代は夏バテ予防のための栄養ドリンク
として重宝されていました。
とは言っても、それは特に夏に売りに歩く人が多かったというだけで
冬にももちろん飲まれていましたし、俳句で夏の季語といっても、
わずかに数首の歌がある程度です。（笑）
なので、暑い夏にも飲まれていたほど庶民に親しまれていたと解釈
するのが正しいのかも知れません。
ま、俳句の話はこの辺にして、
とりあえずは、現在の我々の生活と甘酒がどのようにリンクするのかというと、
夏場には熱中症対策として注目されているのです。
この場合、甘酒は、酒粕、米麹を原料にするのですが、熱中症に効くのは
「米麹で作った甘酒」の方なのです。
その理由は、水分と塩分が理想のバランスで含まれ、
発汗、放熱、体温調整に必要な栄養素、たんぱく質、
疲労回復に役立つ、必須アミノ酸、ビタミンB群が含まれています。
その他にも、いろいろな病気に対する予防となる、成分が豊富に含まれて
いますが、今回は特に、今話題のダイエットと美容と甘酒の関係にフォーカス
してみたいと思います。
２．甘酒がダイエット・美容に良い理由
この場合も、米麹が原料の甘酒になります。
酒粕の甘酒は、酒の搾りカスにお湯と砂糖を加えて作ります。
酒の香りやアルコール分も多少は残っていて、酒嫌いの人には不向きですし、
何より、ダイエットの大敵である砂糖が使われている点が問題です。
但し、同じ酒粕が原料でも、アルコール分を除去、砂糖を使わず、天然の酵素だけ
を添加したサプリメントの場合は問題にはなりません。
では、どのような成分がダイエットや美容に良いのかというと、
特筆に値するのが、１００種類以上の酵素を持っているということ。
更に、必須アミノ酸である９種類が全部含まれています。
また、美白効果のあるコウジ酸、
ビフィズス菌増殖作用、便秘改善、免疫機能アップに役立つオリゴ糖、
抗酸化作用、光による肌の老化を抑制する効果のあるエルゴチオネイン、
水溶性と不水溶性食物繊維等がバランス良く含まれています。
水溶性食物繊維とは、ヌルヌルとした粘性と、保水性が高く、食後の血糖値の
急激な上昇を抑え、脂肪の吸収を抑えたり、血中のコレステロール値を
減少させる働きがあります。
不水溶性食物繊維とは、水に溶けにくい繊維質で、水分を保持し、
排便を促したり、発がん性物質などの腸内の有害物質を排出させる働きがあります。
いかがでしょう？
これまで、ダイエットや美容といった効能に出てくるほとんどが含まれていますよね。
こんなにも女性に有用な成分をいっぱい含んだ飲み物が、大昔から日本独自の
飲料として存在していたことに驚きですが、ここにきて、更に現代の生活にも
欠かせない存在になっているというのが素晴らしい驚きです。
３．甘酒の欠点
効能・効果は納得できても、甘酒を毎日作って飲む、というのがある意味
一番のネックであり、欠点とも言えるかも知れません。
しかし、江戸時代の話ならともかく、現代にはサプリメントという、その欠点を
カバーしてくれる有難い技術があります。
そして、その技術は単に甘酒をサプリメントに置き換えるだけではなく、
何と、甘酒に無い成分まで追加してしまいました。
その１つが、京都大学の先端技術が開発した、酸にも熱にも強いエンザミン酵素で、
生きたまま摂取でき、基礎代謝アップの源になります。
そして、マイクロカプセル化した腸まで活きて届く乳酸菌、
更に、最高ランクの一番搾りコラーゲン、冷えやすい体質に効くバイオペリン、
顔に明るさを届ける２種類のパイナップルエキス。
このように、本来の甘酒の持つ優れた成分、特性を更に強化することができ、
それがそのまま、手軽に摂取できるのが現代に生きる我々と、
江戸時代との大きな違いなのです。
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