ウイルス感染症とは
ウイルスに感染するルートは、ウイルスそのものを吸い込んだり、虫に刺されたり、接触
したりすることなどがありますが、最も多く見られるのが、鼻や喉、上気道への感染です。
ウイルスは、真菌や細菌と呼ばれる微生物よりはるかに小さく、生きた細胞内でのみ増殖
するという特性があり、宿主細胞と呼ばれる細胞に付着して体内に侵入して、細胞内で自
分のＤＮＡやＲＮＡを出して複製してしまうのです。
このようにしてウイルスを複製された細胞は、正常な機能をなくし死ぬことになりますが、
細胞が死ぬと、そこから新しいウイルスが出て他の細胞に感染して複製を始めることで病
気を引き起こすことになるのです。
ただ、ウイルスは一般的には「決まったタイプの細胞」にしか感染しないので、病気によ
ってはある程度の防御も可能ですし、人間の体にもいくつかの防御機能が備わっています。
つまり、ウイルスが体内に侵入すると、リンパ球や白血球が感染した細胞を攻撃して破壊
します。この体の防御機能が勝つと、一部の白血球は侵入ウイルスの対処法を記憶して、
次回同じウイルスに感染したときに効果的に対応します。この反応のことを「免疫」とい
うのですが、免疫はワクチンや予防接種などでも得ることが可能なので、インフルエンザ
などの予防接種を受けたりする訳です、
しかし、今話題になっているような新型のコロナウイルスなど、免疫もなく対処法もわか
らないことから不安に思っている人も多いですが、そもそもウイルス性疾患で、安全性と
有効性の確立されている治療薬も予防薬も存在しないのです。なので、まずは感染しない
ように注意することと、感染してしまったら、風邪などと同じく解熱薬などの対処療法と
いうことになります。そのため、体力のない高齢者などが重症になることが多いのです。
ウイルス感染症対策
ウイルスに感染してしまうと、風邪のようなものから、呼吸器症候群、肺炎などを伴うも
のまで、極論すれば体力勝負というようなところがありますので、まずは感染しないよう
に注意することが一番の対策です。なので、もう誰でも知っている割にはあまり実践され
ていない「うがい」「手洗い」「マスク」など、その気になれば誰にでもできることを普
通にすることです。
あと、私のおすすめは、「抗菌」「花粉」「抗カビ」「消臭」で有名な「マイナスイオン」
です。新型コロナウイルスはまだごく最近のことなのでデータがありませんが、これまで
インフルエンザ、Ｏ１５７等のウイルスにも効果的だったことから、かなり期待できます。
マイナスイオンとは、滝や小川など水と水がぶつかり合う場所などに発生します。滝や小
川のほとりに行くと爽やかな気持ちになるのはこのためです。
大きなものでは「雷」もその１つで、いわゆるプラズマと言われるものです。被害は別に
して、落雷の後は何となく清々しい雰囲気になりませんか？
マイナスイオンが発生すると、どうして清々しい気分になるかというと、空気がきれいに
なるからです。つまり、空気中の水分はＨ２Ｏですが、マイナスイオンが反応するとＨ２
とＯ２に分かれます。しかし、もともとが同体だったので「分かれてもお互いに引き合う」
力があり、くっつこうとするのですが、そのときに周辺にあるウイルスや細菌、花粉など
の成分も道連れにしながら消えて行くことになるからです。
長野県や山梨県などのリゾート地ではマイナスイオンをカード化したものが売られていま
すので、もうご存知の方もおられるかと思いますが、持っているだけで周囲の空気がきれ
いになって、花粉やウイルス、カビなどに有効とされていますので、まだご存知なかった
人は、これを機に１枚、さまざまなウイルス、微生物、花粉対策グッズに加えてみてはい
かがでしょう。