血圧が高くなるメカニズムと防ぐ方法を知って生活習慣病対策!

血圧が高くなるメカニズムと防ぐ方法を知って生活習慣病対策!

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血圧が高くなる要因とは

血圧と言えば「高い」「低い」で終わってしまう人が多いようですが、その血
圧を決める要因をご存知でしょうか?血圧を決める要因の主なものは大きく分
けると5つあります。

その1つは、心拍出量と言って、心臓が1分間に血液を送り出す量で、多いほ
ど血圧が上がります。2つめは末梢血管抵抗で、抹消(毛細)血管に血液が流
れ込む際に受ける抵抗で、強いほど血流が悪くなるため血圧が上がります。

3つめは、体の中を巡回する血液の量で、多いほど血圧は上がります。4つめ
は、血液の粘度で、赤血球などの固形成分が増えると血液に粘りが増えるため、
いわゆるドロドロ表現で有名ですが、血流が悪くなって血圧が上がります。

そして5つめが、大動脈が動脈硬化を起こしている場合です。つまり血管の弾
力性が失われて固くなったり、コレステロールなどが血管の内部に溜まって血
液の流れが悪くなっている場合に血流が悪くなって血圧が上がります。

         

最近は生活習慣病対策として、さまざまな情報が溢れていますので、4つめと
5つめの要因についてはご存知の人も多いかも知れませんが、高血圧になる原
因はそれだけではないということを知っておきましょう。

では、高血圧になるとどうして良くないのかと言うと、心臓から出ていく血液
を運ぶ血管(動脈)に通常より高い圧力がかかり続けることになります。そし
てそのような状態が長期間にわたって続くと、血管の内壁が荒れて弾力性がな
くなってしまいます。これを動脈硬化と言っています。

動脈硬化になると、何が問題なのかと言うと、血管の内壁が分厚くなることで
血流が悪くなります。すると体の各組織への酸素や栄養が十分に届かなくなり
ますし、血栓もできやすくなります。さらにこのような状態が悪化すると体の
組織の細胞が死んでしまいます。

心臓の組織が死ぬと「心筋梗塞」、脳の組織が死ぬと「脳梗塞」ということに
なるのです。

高血圧を防ぐ方法とは

日本人の高血圧患者数は約4000万人と言われていて、全体の3分の1が高
血圧ということになっていますが、これが成人に限ってみれば男性の約6割、
女性の4割以上が高血圧症と言われています。まさしく国民病というレベルに
あることはまちがいありません。

高血圧というと、何か遺伝や特別な病気であるように思われていますが、実は
生活習慣病の1つということから、その原因は生活習慣にあり、予防法も生活
習慣を改善することなのです。

特に食べ過ぎによる肥満を防ぐことにあります。更に適度な運動を加えること
で、全身の血流の改善につながり、肥満防止に役立ち、同時に生活習慣病の双
璧である「糖尿病」の予防にもなります。

また、血圧を下げるというより、「上げない」ための有効な手段として医学的
にも根拠のあるものに「禁煙」と「節酒」があります。

つまり、高血圧は誰にでも起こりえるし、誰にでも予防できるということなん
ですね。

        

ただ、食生活の改善と言ってもピンとこない人も多いかも知れませんが、肥満
ということから炭水化物を控え、良質な脂肪酸が豊富に含まれる「青魚」など
を増やすこと、貝類やイカ・タコなどに含まれるタウリンもコレステロールの
吸収を抑えるので高血圧の予防に適している食材です。そして、あまり知られ
ていないところではマンボウ肝油というのもあります。

運動としては、ジョギングやウオーキングなどの有酸素運動を毎日30分程度
続けることです。ややキツイと感じる程度に行うことが大切で、ただダラダラ
歩いているだけでは、何もしないよりはましという程度ですので、本気で高血
圧予防を考えるなら、この時間だけは真剣にやって下さい。

高血圧と言えば、自分ではどうしようもないと考えておられる人も多いですが、
生活習慣病というのは、何と言っても生活習慣を改善することが最も効果的な
対策なんですね。

そして、生活習慣を改善すると、予想外に早く効果が現れるのも生活習慣病の
特徴と言えるのです。

重症化している場合は病院治療も必要ですが、血圧が「年齢+90」レベルな
ら、生活習慣の改善からでも十分だと思いますので、まずは始めてみて下さい。

   

 

 

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