日本だけのオリジナル?高血圧の不思議な話!

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高血圧の世界基準

欧米では90年代に多くの製薬会社が降圧剤の研究に取り組み、開発しました
が、その販路を求めて政界、医学界など関係各所に利益供与を行い、高血圧と
して治療を受けるラインを140/90以上としました。

俗に「高血圧マフィア」と呼ばれた存在です。

先進国のマネをするのが好きな日本の医学界もすぐに同じ基準を取り込んで、
現在の「高血圧」基準が出来たと言われています。

しかし、その後の欧米では、この歪められた基準を訂正する改革機運が高くな
り、寄付などによる利益相反行為には多額の罰金が科せられることになり、高
血圧の基準が修正されました。

アメリカでは60歳以上で、年齢プラス90までを基準値としたのです。

       

ところが、降圧剤や血管拡張剤の売り上げが年間9000億円という巨大な市
場に成長してしまった日本の医学界は、現在も高血圧マフィアから抜け出せな
いでいるのです。

加齢とともに血管は硬くなり、血圧も上がるのは当然ですので年齢プラス90
というのは、なかなか良い基準だと思わざる得ません。

それ以外に血圧が上がる要因としては、ストレスや不安、運動不足や睡眠不足
などで、自然に回復するような原因が多く、中には高血糖、閉鎖不全弁膜症な
どの病気が関係している場合もありますが、それはごく一部で大半は運動や生
活習慣の見直しで何とかなるものばかりなのです。

日本での高血圧症名は「本態性高血圧」、つまり原因不明という名の高血圧症
で投薬が始まる訳ですが、そもそも原因がわからず、原因を取り除かずに、い
くら降圧剤で血圧を下げても改善されることはありません。

むしろ、血管を拡張させる物質のARBやカルシウム拮抗剤などは脳梗塞やめ
まいによる転倒事故などのリスクが高くなる心配があるのです。

             

ちなみに、1983年の厚生労働省が出したガイドラインでは、正常血圧の基
準は「140/90」で、要医療は「180/100」だったのです。

ところが、日本高血圧学会が2000年に正常血圧を「130/85」、高血
圧判定を「140/90」とし、現在もそのまま据え置かれたままになってい
て、この結果、高血圧の治療対象者は190万人から2670万人に一気に急
増したのです。

高血圧と脳卒中の関係

戦後まもなくの頃は、脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血のいわゆる脳卒中と言
われる病気で死亡する人が95%も占めていたため、高血圧によって血管が破
れるので高血圧は危険だと言われていました。

         

しかし、それは戦後まもなくの話で、栄養状態が良くなった現在では死亡率も
20%と激減し、高血圧で血管が破れるという理論は当てはまらなくなってい
ます。むしろ脳内の血管が詰まることで脳梗塞になる人が増えているのです。

つまり、脳梗塞は血圧が低いときに起きる症状なのですが、そのような状態で
は、血栓を押し流そうとして体は血圧を上げようとするのです。それを血圧が
高いからと降圧剤で血圧を下げようとすると大変なことになります。

現在では、高血圧で脳卒中になるより、降圧剤で脳梗塞になるという確率の方
がはるかに高いということなのです。

特に、高齢者では血圧180/110でも、ほとんど死亡率に関係していない
というデータがあり、安静時に「年齢プラス90」以下なら、降圧剤はまず必
要ないという説が良心的なお医者さんの間では常識になっているようです。

           

高齢者にとっては「高血圧より降圧剤の方が危険」ということなんですね。

降圧剤での治療が必要なケースは、心臓や血管肥大が重症化した場合で、その
ような問題がない人は、初めから降圧剤など使うのはやめた方が良いと言われ
ています。ただ、もうすでに飲んでいる人が急にやめるのもリスクが大きいの
で、なるべく暖かい季節から始め、少しずつ減量して、数カ月間様子を見なが
ら元の血圧に戻ったら、そのときが降圧剤を中止するときです。


 

 

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