人込みに行くと脳貧血の症状・体調不良が起きる原因と対処法

人込みに行くと脳貧血の症状・体調不良が起きる原因と対処法

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1.人酔いの原因と症状

混雑した電車やイベント会場など、多くの人の中にいるだけで気分が悪くなるという話を
よく耳にします。単純に人込みが嫌いという一種の表現方法であることもありますが、実
際に頭痛やめまいなどの症状があったり、気分が悪くて倒れるというケースも少なくあり
ません。このような症状は「人酔い」と言われていたりしますが、もちろん正式な病名で
はありません。

このような症状の原因と考えられているものに「血管迷走神経反射」という症状がありま
す。何か難しそうですが、簡単に言うと、身体・精神・環境などの要因で一時的に自律神
経のバランスが乱れて脳へ送られる血液の量が不足したために起こる症状です。

             

なので、顔面蒼白や冷や汗、立ちくらみ、めまい、失神など、起立性立ちくらみ(急激な
血圧低下)とよく似た症状が見られます。ほとんどの場合は後遺症などの問題はありませ
んが、失神したときには転倒してケガをしてしまうことがありますので注意が必要です。
失神は、体を動かしているときや寝ている姿勢では起こりにくく、立位や座位など同じ姿
勢を維持しているときに起こりやすいと言われていますが、特に午前中に起こりやすいと
言われています。朝の通勤電車や学校の朝礼などで失神して運ばれる人を見たことがある
かも知れませんが、それらの多くは血管迷走神経反射の症状と言われています。

血管迷走神経反射の原因とされる身体・精神的要因とは、疲労や睡眠不足、立ったままや
座ったままの状態が長時間続くことによる緊張などがあり、環境要因としては、人込みや
閉鎖された空間(エレベーターなど)にいることなどがあります。

2.人酔いの対処と対策

人酔いをしないためには、人込みに行かないことですが、それで一生通せるものでもあり
ません。なので、人込みに弱い人が人込みに行かなければならないときには次のようなこ
とに注意することが大切です。

まずは、人込みを頑張って歩き回らないことです。一定の間隔で休憩をとり、心身を休め
るようにしましょう。

             

次に、人込みを意識しないことです。「人酔いしそう」と思ってしまうと、たいていの場
合そのような結果になります。人込みを意識しないための小道具に耳栓を使うという方法
もあります。周囲の会話や騒音が聞こえにくくなる分、気持ちが楽になります。

また、ショッピングモールなど屋内での混雑環境にいる場合は、ときどき外に出て新鮮な
空気を吸うようにしましょう。血管迷走神経反射の症状は、少し休めば回復することが多
いので、できれば症状が現れる前に、症状が現れる気がしたらできるだけ早く行動しまし
ょう。

そして、血管迷走神経反射は周囲の温度が高いほど起こりやすいとも言われていますので、
人込みに行くときは温度調節のしやすい服装を心がけ、暑いと感じたら、こまめに上着を
脱いで体温調整をしましょう。

それでも、血管迷走神経反射が起きてしまったら、場所があれば「横になって、できるだ
け足を高めに位置して安静にする」ようにしましょう。15分もすれば回復します。横に
なれない場所なら「お腹を抱えるようにしてその場にしゃがみこむ」、しゃがめないなら
「足だけを動かす」、座っている場合は「足を交差させて組む」「両腕を組んで引っ張り
合う」といったことを試してみましょう。

最後は自己暗示という方法で「この程度の人込みだったら全然平気」という気持ちになる
ことです。信じられないかも知れませんが、案外効果のある方法と言われています。


 

 

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