ヒュウガトウキの代表的作用
ヒュウガトウキはその産地が大分で、他の土地では育たないことから、全国的な知名度は
それほど高くありませんが、大分や高千穂地区では古くから民間療法として活用されてい
る「薬草」のことです。
この地域の人は「お茶」として飲むことで、糖尿病や高血圧の予防に役立つと信じられて
いましたが、最近になってヒュウガトウキの効能について研究・分析がすすみ、その効能
のいくつかが明らかにされました。
その代表的なものが、血管拡張作用と血流促進作用で、冷えや生活習慣病、動脈効果、神
経痛などのさまざまな症状の原因になるところに効果的に働くということです。
その効能については裏話もあります。よくご存知の化粧品メーカーの資生堂がヒュウガト
ウキを使ったサプリメントを開発していたのですが、発売直前になってヒュウガトウキの
根は医薬成分とされ、医薬品以外の製品に使えなくなってしまいました。目のつけどころ
はさすがに資生堂といったところですが、不運にも日の目を見ることはありませんでした。
しかし、ヒュウガトウキとしては、まさにお墨付きをもらった訳ですから、それを機に、
炎症反応やアレルギー反応の抑制、インスリンの働きを促進して糖尿病予防、抗ストレス
作用など、さまざまな可能性について研究がすすんでいるのです。
中でも、血流促進さよによる効果と言えば「冷え性」を思い浮かべる人が多いと思います
が、手足の血流も良くなるのですから冷えにくくなることはもちろんですが、ヒュウガト
ウキにはホルモンバランスを整える働きもあると言われていますので、まさに冷え性改善
のキモの部分を抑えているということになります。
ヒュウガトウキの活用の仕方
ヒュウガトウキの何が良いのかと言えば、根や葉に多く含まれるポリフェノールの一種で
ある「ＹＮ－１」という有機化合物です。
この成分には、神経変性疾患を抑える働きがあると言われていますので、アルツハイマー
などの予防効果があるということになります。更に、インスリンの促進効果があるという
ことですので、糖尿病の予防効果もあることになります。そしてアンジオテンシン変換酵
素の働きを抑制する効果もあると言いますので、高血圧予防にも役立つことになります。
その上、抗酸化作用や血流の改善、動脈硬化予防、ガン予防にも効果的ということなので
すから、おおよその気になる病気の予防に役立つことになります。なので、すでに何らか
の薬を服用されている人でも、ヒュウガトウキを併用することで相乗効果や薬品の副作用
を軽減することも期待できるのです。
そこで、ヒュウガトウキはどのようにして摂取するのが良いのかということですが、同じ
サプリメントでも「粒タイプ」と「お茶タイプ」があります。単身生活の人は粒タイプで
も良いと思いますが、その際は「源草比率」や「栄養含有率」などの基準がしっかりして
いるものを選ぶ必要があります。「無添加ヒュウガトウキ」などは安心しておすすめでき
る粒タイプの１つです。
また、家族で活用するなら「お茶タイプ」がおすすめです。何と言っても全員で飲めると
いう強みがありますし、粒タイプと併用すれば更に効果的です。逆に飲みすぎを心配する
人もいるかも知れませんが、栄養価の高さはいろんな方面で認められていますが、いずれ
も副作用といったものは報告されていませんので、それほど神経質になる必要もありませ
んが、一応の目安摂取量は１日１０００ｍｇと言われています。
ただし、お茶の場合は「おいしい」ことも条件に入れておくことで、長期的な摂取が苦に
ならなくなります。その基準で選ぶと「ヒュウガトウキのお茶」がおすすめの１品です。
もちろん、どちらのタイプであっても原産地は九州南部であることは当然のことですし、
あまりにもヒュウガトウキ以外の成分が多いものもどうかと思います。８０％程度がヒュ
ウガトウキの源草であることを基準に選びましょう。
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