高齢者の指関節が曲がる(ヘバーデン結節)の原因と対処法

高齢者の指関節が曲がる(ヘバーデン結節)の原因と対処法

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1.加齢による関節の変化

加齢という言葉がつく場合、それは体の老化を意味しています。年齢を重ねることで、体
のいろいろな部分に変化が出てくることで、一般的には老化現象と言います。

その変化が手に現れると、老け手と言われますが、それは主に肌に起こる変化になります。
しかし、更に老化が進むと、肌だけではなく骨や関節、血管などにも変化が起きるように
なります。そのようにして関節に変化が起こると、関節(指)が曲がるという症状になり
ます。

           

指の第一関節が曲がってしまうことをヘバーデン結節、第二関節が曲がってしまうことを
ブシャール結節と言います。なぜそうなるのかと言えば、実はハッキリと原因が解明され
ている訳ではありません。実際、老化現象というのはそういうものですが、これらの症状
を訴える人の約9割が更年期や妊娠中の女性と言われていますので、ホルモンの分泌量や
バランスの乱れによることと関係していると考えられています。

ときどき、指を酷使しているためと信じている人もいますが、どちらの症状にも多少は関
係しているかも知れませんが、指の酷使が原因で発症するというものでもありません。む
しろ、更年期以降に起こりやすい骨密度の低下(骨粗しょう症)による影響やホルモンバ
ランスの乱れが主な原因になっていると考えた方が理にかなっています。

どちらも、赤く腫れたり、指が曲げにくくなったり、痛みをともなうこともあります。

老化現象というものは、直接生命にかかわるというものでもありませんが、治療すれば完
治するかと言えば、そういうものでもありません。なので、不自由を感じない程度に回復
することを目標にして、あまり高望みしない方が賢明です。

ヘバーデン結節もブシャール結節も、どちらもそういう類のものです。

2.曲がった関節の対処法

まずは、大原則である骨密度の低下を防ぎ、ホルモンバランスを安定させることから始め
ましょう。生活のリズムを整え(最低でも就寝時間・起床時間を安定させる)、栄養バラ
ンスの良い食事を心掛けましょう。食事に自信のない人は、更年期から減少して、さまざ
まな症状の原因になる女性ホルモンのエストロゲンに変わるエクオールなどをサプリメン
トで補充するというのも1つの方法です。

更年期で骨粗しょう症の疑いがある人は、特に骨の成分(カルシウム、リンなどのミネラ
ル類、タンパク質等)を多く摂るようにしましょう。骨と言えばカルシウムという考え方
をする人が多いですが、強い骨を作るにはコラーゲン繊維(タンパク質)とカルシウムな
どのミネラル類の両方必要なのです。更に、骨に適度な刺激を与えることで骨は成長しま
すので、太陽の光を浴びながら(体内でビタミンDの合成)、1日30分程度は歩くよう
にしましょう。

             

次に、指の曲がりは整形外科で治療することもできますが、軽症でステロイド注射や人工
関節を希望しているのでなければ、テーピングサポーターで関節を固定するという簡単
な方法があります。腫れ、痛み、変形がひどい場合は整形外科で診断を受けましょう。

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