痩せる秘訣は食生活
ダイエットの定番と言えば、食事制限や運動、サプリメントなどいろいろあり
ますが、果たしてどのくらいの人が成功したと自信を持って言えるでしょうか？
そもそも人間は１日３食とかいうお決まりの習慣で無意識に生活しているよう
なところがあるのですが、実はこの行動パターンは脳に蓄積されたデータに基
づいてコントロールされているのです。
そして、その最も太りやすいケースが「空腹でもないのに食事をする」という
意識で、ダイエットを成功させるためには、まずこの思考パターンを変える必
要があるのです。つまり、自分の体が食べ物を求めているときにしか食べない
ということですね。
そして、見た目にスラリと痩せている人の大半は、無意識のうちにそれを実践
しているということなんです。
ところがダイエットで失敗する人は、ただ食事制限をすれば良いということで
空腹を長時間ガマンしようとします。すると空腹感は一時的に麻痺して鈍くな
りますが、体は逆に飢餓モードに入り、行動は省エネで、少しの食べ物でもし
っかり備蓄というパターンになってしまいます。
そこに食べ物を見ると、食欲が必要以上に増して、ついつい食べ過ぎてしまう
ことになると、もうその時点でダイエットは失敗というより、ダイエット以前
より太りやすい体質になっているのです。これがリバウンドという現象ですね。
また、ダイエットというと「○○禁止」というのが宿命的ですが、実はこれも
逆効果で、人は禁止されると余計に欲しくなるという心理的な法則があります。
特に「甘いもの」を制限すると、人は一種のストレス状態になり、その度合い
が強くなるほど、血糖値を上げて解消したくなるのです。なのでこちらも、も
うその時点でダイエットは失敗しているようなものなのです。
以上のことをしっかり意識して食生活の改善をすれば、特に苦しい思いをする
こともなく痩せることが可能になるのです。
ダイエットのための食事法
ダイエット成功のための食事法は「しっかり空腹にならない限り食べない」と
いうことになります。そして、その時がきたら１時間以内に食事をするという
ことと、「腹八分目」または「腹七分目」を厳守するということです。
もったいないから「残さず食べる」という行動パターンもダイエットには不向
きな食習慣の１つなのです。スリムな人は、たいていこの腹７～８分目で箸を
置いているのです。血糖値は１時間ぐらいかけて上昇しますので、それに伴い
ほどよい満腹感が得られるようになるからです。
常に、食べ過ぎる前に箸を置くということを心がけて下さい。具体的には、あ
と１品ぐらいは食べられそう、というところでストップするのです。
そして、ダイエットに「甘い物禁止」というのも解除して、と言っても甘い物
を推奨している訳ではありませんが、どうしても欲しくなったらパンやご飯な
どの炭水化物系を減らして、代わりに甘い物を食べるという感じです。
さらに、もう１つ注意したいのが「ながら食い」で、テレビやスマホを見なが
ら食べると、味も量もよくわからなくなってしまい、ついつい食べ過ぎてしま
います。友達と一緒に食事をするような場合も、友達のペースではなく、しっ
かりと自分のペースを守りましょう。
特に、飲み会など知らず知らず飲み過ぎ、食べ過ぎになりますので、自分が本
当に食べたいものだけを、ほどよい量だけたべるというルール作りをしておく
ことが大切です。
このようなことを、あなたの習慣にして脳のデータを書き換えることで、これ
までの痩せない脳のスパイラルから脱出することができ、ダイエットに成功す
ることになるのです。
あなたが痩せない原因は、食事の内容でも運動不足でもなかったのです。食事
に対するあなたの太るスパイラルから脱却することなのです。
