１．美肌と水の関係
肌の不調と言えば、潤いがなくなって乾燥するというところが原点になっているのですが、
その大きな原因に水があります。水は肌に潤いを持たせたり、乾燥を防いだり、老廃物を
排出したりして、健康的な肌を保つ役割をしています。
にわかに信じられないかも知れませんが、肌の潤いと細胞の保水に関しては説明の必要の
ないところですが、それは同時に外的刺激から肌を守ったり、肌の新陳代謝を高めたりし
て、肌荒れ・シミ・しわなどの肌の老化の進行も防いでいるのです。
また、肌の細胞に栄養を届けたり、老廃物を排出したりする血液の流れも水によって成り
立っています。つまり、肌だけではなく、健康全般に水は大きくかかわっているのです。
ただ、その水にもさまざまな種類があり、美肌のために水を飲むなら殺菌消毒物質が問題
になっている水道水などはあまりおすすめできません。
それ以外の水としては、特定水域の地下水を加熱殺菌しただけの「天然水」、単独の地下
水源から採取された原水のみの「ナチュラルウォーター」、また採水地までの地層にある
ミネラルを多く含んでいる「ナチュラルミネラルウォーター」、ナチュラルミネラルウォ
ーターのミネラル調整をした「ミネラルウォーター」と言いますが、それ以外の水の総称
が「ボトルドウォーター」と呼ばれています。
最近は、海洋深層水やアルカリイオン水、水素水、純粋など、新しく目にするものも増え
ていますが、飲み水として販売されている自然系の水が美肌効果の高い水になります。水
の話ではよく知られている「霧島天然水」は評判通りのおすすめになります。
２．美肌の水分補給
いくら美肌に良いと言っても、やはりその目標に適した飲み方というものがあります。こ
こでは、標準的な人の水の摂取法をご紹介します。水分の多い食生活をしている人やスポ
ーツをしている人などは各自で調整して下さい。
一般的には、１日の水の摂取量は体重１ｋｇあたり４０ｃｃが好ましいと言われています。
４５ｋｇの人なら１８００ｃｃということになりますので、５００ｃｃのペットボトルで
３～４本ということになります。
水の温度は内臓温度に近いのが良いとされていますので、夏場ならほぼ常温、冬場なら室
温にもよりますが、少し温める程度が良いかも知れません。爽快感に欠ける飲み方かも知
れませんが、内臓や新陳代謝の機能を低下させない摂取方法になります。
また、一度に飲む量は「少量」でこまめに飲むことです。２～３時間に５００ｃｃペット
ボトル１本くらいの割合でしょうか。もちろん絶対的なものではなく、季節や環境により
自分の適量を調整して摂取するようにして下さい。
水道水に関しては、国が定めた安全基準に基づいて供給されているのですが、毒性をもっ
た物質や健康被害の報告もあり問題視されていますので、美容という面ではあまりおすす
めできるものではありません。
上記のいろいろな水の特性を考えて、自分に合っていると思える水を選ぶようにして下さ
い。最近よく見る海洋深層水には、バリア機能を修復したり、肌トラブルの改善に役立つ
効果が期待できると言われていますので、その方面での悩みの人には向いているかも知れ
ません。
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