高齢者のふらつきは老化現象?筋力とバランス機能を強化しよう

高齢者のふらつきは老化現象?筋力とバランス機能を強化しよう

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1.高齢者のめまい・ふらつき

高齢者といっても年齢幅は大きいですが、70歳頃から自覚することが多くなるとされる
症状に「めまいやふらつき」があります。なかでも、ふわふわ体が浮くような感じがする
浮遊性めまいを経験した人は多いと言われています。浮遊性めまいの場合は、グルグル回
る回転性めまいのような衝撃はないものの、何となく不安な気持ちになり、外出を躊躇し
てしまうことも多いようです。

               

ふらつく、ふわふわするといった症状の原因の1つには、加齢による血管や神経系の機能
の低下があります。神経系の機能が低下することで情報処理能力が低下して平衡感覚に支
障がでてふらついたり、血管の老化により血圧や血流に支障が出て脳に酸素や栄養が十分
に行き渡らないことでめまいを起こしやすくなります。

また、加齢による機能低下以外にも高齢者は「耳」「脳」「心臓」「血圧」など、さまざ
まな病気の治療を受けている人が多く、そこで処方される薬の副作用なども要因の1つと
考えられていますし、実際に病気の前兆であるケースも少なくありません。

なので、高齢者のめまいやふらつきは老化現象と割り切って考えられるものではありませ
んが、70歳前後からは、筋肉量や骨密度の低下が急に進む時期でもありますので、他に
特に変わったところがない場合は、老化現象によるところが大きいということになります。
もちろん、他に異常を感じるところがあれば、とりあえずは病院で診察を受けて原因を知
ることを第一に考える必要があります。

2.筋力・バランス機能の強化

高齢者の「ふらつき」や「めまい」を起こす原因となる病気には、耳科疾患による「良性
発作性頭位めまい(頭を動かしたときに短時間の回転性めまいを生じる)」と「メニエー
ル病(内耳の一部にリンパ液がたまる内リンパ水腫によって激しいめまい、嘔吐、難聴な
どを引き起こす)」が代表的で、神経や血管系の病気では「脳卒中」「不整脈」「心疾患」
などがめまいの原因になっていることが多いようです。

特にめまいの原因となるような病気が見つからない場合は、老化現象である可能性が高い
ので、まずは生活習慣を見直してみると良いかも知れません。筋力や平衡感覚を低下させ
ないために、少しずつでも体を動かすことから始めてみましょう。そして、栄養失調にな
らないようにしっかり食事を摂り、睡眠不足にならないようにします。食事量が減ってい
る人には、昔なつかしい「肝油ドロップ」などによる栄養補給も選択肢の1つとしておす
すめできます。

また、高齢になると起立性低血圧が起きやすいため、立ち上がるときはもちろん、できる
だけ「急」のつく動作を控えるようにすることも大切です。意外なところでは脱水症状に
よるめまいというのもありますので、喉がかわいていなくてもこまめに水分補給をするよ
うにして下さい。あらかじめ水分摂取時間を決めておくと良いかも知れません。

               

つまるところ、「良く寝て、しっかり食べて、運動をする」ことですが、特に運動は筋肉
量の減少を防ぎ、血流を良くし、身体機能全般の改善につながりますので、簡単にできる
ウォーキングなどから始めてみることをおすすめします。


 

 

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