女性の薄毛のメカニズム
女性で薄毛を気にしている人を見ても、男性のようにすぐに薄毛とわかりませ
んよね。これは男性型脱毛症の「生え際が後退し、頭頂部の毛髪が細くなり、
薄毛や禿髪となる進行性」とは違い、女性型脱毛症は「生え際のラインは変わ
らずに頭頂部や前頭部を中心に頭部全体の毛髪が細くなってボリュームがなく
なるが完全に禿髪になることもない」という特徴があるからです。
つまり、男性は禿げる、女性は全体にボリュームがなくなるということなので、
その対策も自然と違ってきます。女性の髪が薄くなったからと言って、御主人
の育毛剤を使ってみてもあまり効果がないということなんですね。
女性型脱毛症の対策は、軟毛と言われる「細くボリュームのなくなった髪」を
作るヘアサイクルの乱れを改善し、強くコシのある毛髪を育てることです。
正常なヘアサイクルとは、成長期（伸びる）、退行期（抜ける）、休止期（生
える）を繰り返す毛髪の寿命のことですが、女性が薄毛になるのは、この中の
成長期で毛包の成長が十分でないために、髪の毛が極端に細くなり抜けやすく
なってしまう状態で、やがては薄毛という状態になっていきます。
では、そのヘアサイクルの乱れの原因はというと、ホルモンバランスの乱れや
遺伝、血行不良、ストレス、冷え性、睡眠不足などさまざまな要因があります。
ただ、１日に１００本ほどの抜け毛は正常なレベルなので、その程度で大騒ぎ
する必要もありませんが、普段より抜け毛が多くなっていると感じたときは、
そのまま放置しないで、髪の毛が以前より細くなっていないかなど目視で確認
し、異常があれば対策を考える必要があります。
女性の薄毛をケアする方法
以前は、女性の薄毛の原因の大きな１つが遺伝と言われていましたが、近年の
研究では、ホルモンバランスの乱れやストレス、生活習慣の乱れ、加齢などの
さまざまな要因が絡み合っていることがわかってきました。
その中でも、３０代後半からは加齢によるヘアサイクルの乱れ、更年期の急激
な女性ホルモンの変化、不規則な生活や睡眠不足などの生活習慣の乱れ、ダイ
エットや偏食による栄養不足、喫煙や過度なアルコールなどが育毛を妨げる要
因としての注意事項になっています。
男性の薄毛が遺伝的な要素が大きく関わっていて、原因もハッキリしているの
に対し、女性の薄毛はその原因も不明確ですので、まずは考えられる比較的わ
かりやすい原因因子から改善していくことになります。
そのためには、頭皮ケアも必要ですが、それ以上に内面的に不足しているもの
を補い髪を成長させる環境を整えることから始めるのが効果的と言えます。
なので、シャンプーを変えたりや育毛剤を探すより、髪の基本の部分にアプロ
ーチするサプリメントなどを利用するのが良い方法です。私がおすすめできる
のはＭＣＴオイルをメインに健康を提案する勝山のサプリメント
ですが、髪の
サイクルを考えて数カ月はじっくり取り組んでみようという気のある人には相
性の良い育毛ケアアイテムになるはずです。
いずれにしても、薄毛の改善は１ヶ月や２ヶ月ではハッキリと結果が出てくる
までには至りません。それは薄毛に気付く何年も前から徐々に変化してきた髪
が１ヶ月程度で元通りになる訳がないからです。育毛ケアを始めるなら最低で
も６ヶ月先を見越して始めるという気持ちが大切です。
