高齢の女性の朝の手のこわばりの原因は更年期・老化が多い

高齢の女性の朝の手のこわばりの原因は更年期・老化が多い

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1.朝の手のこわばりの原因

50歳前後の女性で、起床時に手がこわばって、指が動かしにくいという話をよく聞きま
す。手がこわばるというと、関節リウマチを思い浮かべる人が多く、確かに関節リウマチ
の初期に出る症状と似ていますが、実際にリウマチと診断される人はそれほど多くありま
せん。関節リウマチとの決定的な違いは、関節に炎症を伴わないこと、リウマチは症状が
次第に悪化していくが、更年期の関節症状は閉経直後の半年ぐらいがもっとも症状が重く、
数年もすればやがてなくなっていくことにあります。

では、何が原因なのかと言えば、それは更年期症状の1つで、女性ホルモンの急激な減少
が関係していると言われています。更年期症状といえば、ホットフラッシュや肩こりなど
が中心に取り上げられることが多いですが、実は「手のこわばりや痛み、しびれ」もよく
ある症状の1つなのです。

             

女性ホルモンのエストロゲンは、関節を支える軟骨や筋肉、腱などの機能を保つ働きをし
ていて、そのホルモンが減少することで、関節にも不調が生じることになります。

普通は、朝起きたときに症状が現れ、手に力が入らなかったり、物を持ちにくかったり、
持っている物を落としたりすることがよくありますが、次第に症状が消えていくという特
徴があります。また、この場合のこわばりは、やせ型女性に多く出るという傾向にありま
す。それは、女性ホルモンは脂肪組織でも作られているためで、もともと脂肪の少ない人
は更年期症状が現れやすいのです。

そして、もう1つの手がこわばる原因は、加齢による老化現象です。一般的には、指の関
節炎や腱鞘炎は、指の特定部位に通常以上の負荷がかかることで、筋を傷つけたりしたこ
とが原因で起こりますが、何もしていないのに指がこわばるという場合は、老化現象であ
ることが多いとされています。

2.手のこわばりの改善方法

更年期症状である場合は、それほど強い症状でなければ、数年もすれば自然治癒が期待で
きますので、むしろ更年期の憂鬱な気持ちと不安が先行しないように気をつけることです。
直接の対処法としては、女性ホルモンに似た成分を補給することや、症状が出たときは、
じゃんけんのグー・パーを繰り返すと握力はすぐに回復します。

           

老化現象の場合は、特に強い痛みや、こわばりがないなら、自然治癒を期待してしばらく
様子を見るということになります。もし、放置するのが不安なら、整骨院あたりで診察し
てもらうと良いかも知れません。こわばり症状がすべての指に出ているといったことでも
ない限り、関節リウマチのような大病というものでもないと思われます。

ただ、老化現象と言っても、何もする術がないのかと言うと、そうでもなく、老化対策と
しては昔から漢方薬が地味ながら効果的と言われていて、その評価も悪くありません。手
のこわばりに良いとされるのが桂枝加苓朮湯で、他の医薬品として販売されているもので
も基本になる成分がこれです。どうせなら、そのものずばりの漢方薬を使いましょう。

また、パソコンやスマホ作業、重い物を持ち上げるなど、関節がこわばる原因となってい
ると思われるような行動は、必要以上に行なわないというのも自然治癒を期待する上では
大切な決まりですので、特に老化と名の付くものは、安静を保つということをセットで覚
えておきましょう。


 

 

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