手汗は病気?多汗症という病名がついた身体異常症なんです

手汗は病気?多汗症という病名がついた身体異常症なんです

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ミョウバン水は効果なし?

暑い夏ならまだしも、寒い冬でも手に汗をかくのが「手汗」なんですね。一般の人からす
れば、「手に汗をかいたぐらい」と考える人も多いですが、実際その悩みは深刻で、パソ
コンやスマホが必須の現代社会では大きなハンデにもなるんですね。

ただ、手汗とひとまとめにしていますが、その症状は3つに分かれ、「発汗で手の平が濡
れるが手を握っても汗が滴下しない」「こぶしを握ると汗が滴下する」「手の平を開いて
いても汗が滴下する」という分類になります。

手汗に悩む人なら一度は試してみたい(試してみた)と思うのが「ミョウバン水」と「塩
化アルミニウム液」ですよね。塩化アルミニウム液は病院でも使用されていますので、効
果があると言えますが、それも「こぶしを握っても汗が滴下しない」レベルの人までと言
われています。

また、有名なミョウバン水ですが、こちらは汗にともなう「ニオイ」に効果があるもので、
「汗を止める」働きはありません。汗と混ざってニオイを発する雑菌を抑制するものです。

         

よくネットで調べてミョウバン水で洗ってみても効果がなかったという話を耳にしますが、
それは当然のことで、確率50%に期待して使うなら塩化アルミニウム液の方なんです。
しかし、これも水で洗い流すまでの寿命で、使い続けても手汗が治るというものではあり
ません。化粧水のような感覚で使うものでしかありません。

現代医薬では手汗は治らない?

手汗に悩む人には酷なことを言うようですが、現在のところ手汗を完全に治すことのでき
る薬品はありません。ときどき、手汗は「気持ちの問題」という人もいますが、これも緊
張時には若干の汗はかくものの多く出過ぎるというほどのものではありません。

多く出過ぎるのは「交感神経の異常」によるもので、多汗症という名がある病気であり、
治療には保険も適用されるのです。

実際は「症状」と「本人の覚悟」の問題になりますが、どうしても手汗が「気になる」と
か「何とかしなければならない」という人は、専門医で手術という方法もありますが、私
はあまりおすすめしていません。

汗をかく前に塗っておくと「汗腺を引き締めて汗を出にくくする」という制汗剤も売られ
ていますので、日常生活に支障が出るというほどひどい状態でなければ、そのようなもの
で汗を抑える工夫をしながら、あまり気にしないことが一番の方法かも知れません。

          

手汗は「自律神経の乱れ」と関わっていることが多いので、規則正しい生活、睡眠、運動
などを心がけることで、交感神経と副交感神経のバランスが改善されて、手汗も改善され
ることもありますので、まずは手汗と上手に付き合うことを考えましょう。

ただ、その汗が手だけではなく、全身にも多くかくような場合は、「甲状腺機能亢進症」
「褐色細胞腫」「更年期障害」などの病気であることも考えられますので、あるときから
急に汗の量が増えたというような場合は、一度検査をしてみるのが良いでしょう。



 

 

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