プロテオグリカンという成分
プロテオグリカンというと「１ｇ数千万円」とか「関節の成分」「美容成分」
など、最近なにかと話題になることが多い成分ですが、そもそもプロテオグリ
カンって何なのでしょう？
プロテオグリカンは、細胞外マトリクス（細胞の外に存在する超分子構造体）
としてコラーゲンやヒアルロン酸と同じような働きをしているのですが、簡単
に言うと、細胞と細胞の間を埋めて保湿しながらクッションの役割をする成分
ということになります。
栗羊羹を想像していただくとよく分かるかもしれません。栗が細胞とすれば、
その周辺の羊羹がプロテオグリカンやコラーゲン、エラスチンなど美容関係で
おなじみの成分の集合体ということです。
タンパク質にコンドロイチン硫酸が共有結合したプロテオグリカンは関節の軟
骨成分として有名ですが、体内では単体で働く訳ではなく、プロテイン（タン
パク質）とグリカン（多糖類）の複合体で存在して身体組織や皮膚組織の維持
修復に関係していて、現在約２０種類のプロテオグリカンが確認されています。
このため、同じプロテオグリカンという名前でも、膝関節に良いとか、肌の保
湿に良いとか、さまざまな場所における有効性が取り上げられていますが、そ
れぞれに種類の違うプロテオグリカンということなのです。
ただ、プロテオグリカンには、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの生成を促す司
令塔のような機能もあり、いわゆる弾力に富んだみずみずしい肌を維持するた
めの絶対的な影響力を持っています。
現在注目のプロテオグリカン
これまで膝をはじめ、関節のサポート成分として知られているグルコサミンや
コンドロイチンというのは、実はプロテオグリカンを構成する成分の１つだっ
たのですね。じゃぁ、なぜ最初からプロテオグリカンにしなかったんだ？とい
う疑問もあるかも知れませんが、よく話題になるように、少し前まではプロテ
オグリカン１ｇで家が一軒建つというほど高価な成分だったので、到底サプリ
メントなどに使えるようなものではなく、その中の構成成分をもって代替して
いたようなところがあるのです。
しかし、現在は技術の進歩で大量生産も可能になり、化粧品やサプリメントな
どにも広く使われるようになっています。安くなっても、その効力には変わり
がありませんので、安心して使って大丈夫です。
そして、最近の研究で注目されているのが、プロテオグリカンの消炎効果で、
体を守るために免疫が活性化され引き起こされた炎症は、必要ではあるものの
過剰に反応すると肌にダメージを与えることにもなり、これがシミやたるみの
原因になるのですが、プロテオグリカンはこの炎症を引き起こす物質に働くと
ともに炎症を抑える物質も活性化させるという、炎症のダブルサポート機能が
あるということで、これからのエイジングケアの重要なポイントに挙げられて
注目されています。
さらに、炎症と言えば紫外線ですが、実はまだ実験段階ながらプロテオグリカ
ンの紫外線への働きも確認されていて、近い将来、紫外線ダメージへの応用も
期待されているのです。
現在、もっともポピュラーな分野は、やはり関節痛ということですが、従来の
グルコサミンやコンドロイチンなどで、あまり変化が感じられなかったという
人には、ぜひプロテオグリカンを使ってみて欲しいと思います。
品質と配合量を極限追求したという「潤腰」は、非変性を超えた「超・非変性」
の感動できるプロテオグリカンとして、他の関節サポートアイテムから乗り換
えする人が増えているという話題のサプリメントです。
