1.貧血の原因と症状
貧血の原因の多くは鉄欠乏によるものと言われていますが、実際のところ、それ以外の貧
血は他の内臓疾患や血液そのものの病気であることが多いので、セルフケアで何とかなり
そうなのは鉄欠乏性貧血だけということろかも知れません。
そこで、鉄分が欠乏する原因は何かというと、成長期や妊娠中など鉄の需要が多くなると
きや、スポーツ(特に激しい運動)をしているような人、月経のある女性、ダイエット・
偏食をする人など、鉄の摂取量以上に喪失量が多いことです。

他の病気も含めて、貧血の場合は医師の診断を受けることになると思いますが、鉄欠乏性
貧血以外の病気が原因になっている場合は、まずはそちらの治療が必要になりますので、
医師の指示に従って自分で対処できるのは鉄の摂取不足の改善だけです。
では、貧血による症状とはどのようなものかというと、一般的にイメージされるめまいや
ふらつきをはじめ、全身の疲労感や息切れなどが鉄欠乏性貧血の代表的な症状です。逆に
言えば、下痢や激しい腹痛、吐き気など、他の病気を連想させるような症状がある場合は、
まずはその症状を扱う専門の診療科を受診して、症状に対する根本の原因を特定すること
が大切です。
また、貧血と言えば女性の病気と考えている人が多いですが、男性にも案外多くいるよう
です。ただ女性の場合と違って、本来は鉄が不足しにくいはずの男性が不足し始めたよう
なときは、大腸がんや胃潰瘍などの危険な疾患が関係しているケースが考えられますので、
まずは医療機関で相談することをおすすめします。
2.鉄不足の解消方法
病院で鉄欠乏性貧血と診断された場合は、当然のことですが医師による治療が始まります
が、それは現状を改善するための治療です。つまり、症状を改善すると同時に貧血になら
ないような生活スタイルに変える努力もする必要があるのです。
病院での治療は「鉄剤」の服用が中心で、不足している鉄を補給するための治療です。だ
いたい数か月間服用するのが普通です。それと平行して、貧血を改善するための自分に合
った生活の方法を見つけておくことは、回復を早めることにもつながりますし、その後の
再発を予防することにもなります。
貧血の予防・改善に良いとされている生活の例を少し挙げておきますので、参考にして自
分流の予防法を見つけてみて下さい。

まずは、質の良い睡眠をとることです。一般的に、貧血気味で低体温の人は就寝時間が遅
い傾向にあるとされていますので、体温を上げて質の良い睡眠をめざすことを心がけまし
ょう。体温を上げるためには、適度な運動や浴槽にしっかり浸かる入浴温などを習慣化す
ることが効果的と言われています。
次は、食事ですが、これはなかなか思うように行かないのが普通ですので、とりあえずは
ビタミンB12,ビタミンC、葉酸など、ヘモグロビンを増やすために有効とされる食材
などを意識しながら、バランスの良い食事を心がけることを目標にしましょう。
ど)をチェックして、ドップリと貧血状態になる前に市販の医薬品などで鉄を補給したり
して未然に防ぐように努めましょう。