加齢とともに転倒しやすくなる原因と具体的な改善方法とは

加齢とともに転倒しやすくなる原因と具体的な改善方法とは

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1.高齢者が転倒しやすい理由

高齢者に限った訳でもありませんが、最近、段差のないようなところで転倒しそうになっ
たり、自分の意志に反して、体が思うように動かないといった感じがする人は、感覚が鈍
くなっている可能性があります。

私たちが両足で立っているときに、姿勢を崩すことなく立っていられるように制御する能
力のことを「バランス」と言います。つまり、上手に制御することで姿勢を保持できるこ
とをバランス感覚が良いと言い、保持できないことをバランス感覚が悪いというのです。
そして、このバランス感覚が悪い=転倒しやすいということになります。

バランス感覚とは、視覚・前庭覚・体性感覚の3つの感覚からなるもので、目からの情報
視覚)に揺れや傾き、重力、スピード、回転を感知(前庭感覚)、熱い、痛いなどの皮
膚感覚、位置感覚、運動感覚などの深部感覚(体制感覚)が正しく感知できるときに、そ
れらの情報に基づいて筋肉や関節を正しく動かすことで姿勢を保持できているのです。

逆に言えば、これらの外部からの感覚を感知しにくかった場合(バランスが悪い)、姿勢
の制御法がわからなくなってしまうことで転倒してしまうということです。

高齢になると、視力が低下したり、背中や腰が曲がって前傾姿勢になったり、バランス感
覚を悪くしてしまう要因が増えてくることで姿勢を保持することが難しくなって、転倒し
やすくなってしまうのです。

2.バランス感覚を鍛える方法

高齢者のバランストレーニングにはさまざまな方法がありますが、どのように頑張ってみ
ても、若いころのようなバランス感覚を取り戻すことはできません。しかし、バランス機
能を整えるトレーニングを継続することで、筋力や感覚などが向上することもまた事実で、
結果、立つ・歩くといった日常生活における動作が安定して、転倒しにくい身体になるこ
とが期待できます。なので、自分に必要と思われるトレーニングを中心に、目標は転倒し
にくい体つくりをめざすことです。

まずは、立位でのバランスとレーニンです。立位は座位や臥位よりも姿勢が安定しにくい
分、バランストレーニングには向いている姿勢ということになります。トレーニングの仕
方は、立った状態で壁や手すりなどで手を支え片足を伸ばした状態で前に振り出して、も
とに戻すだけです。左右の足で10回ずつ行いましょう。

同じく立ったままで、片足を外側に広げた後、内側に交差させて、ゆっくり元に戻す運動
です。左右の足で10回行いましょう。交差させるときに軸足にぶつけないように注意し
て下さい。

次も立った状態で、両手を横に広げて身体をゆっくりと横にひねって、元に戻す運動です。
左右に10回ずつ行いましょう。

あまり、多くても続かなければ意味がないので、とりあえずはこれだけでもしっかり継続
してみて下さい。やがて物足りなくなってきたら、そのときに座位や臥位なども取り入れ
ることを考えてみましょう。バランスに自信がでてきたらバランスクッションなどの器具
を使ってみても面白いかも知れません。