閉塞性動脈硬化症の症状と合併症のリスクを予防する方法

閉塞性動脈硬化症の症状と合併症のリスクを予防する方法

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1.閉塞性動脈硬化症と症状

閉塞性動脈硬化症とは、手や足の動脈に起こる動脈硬化のことです。末梢動脈疾患ともい
われ、50~60代の男性に多い病気と言われています。もともとは閉塞性動脈硬化症と
いう病名で知られていたものですが、その概念を広げ末梢動脈疾患と呼ばれるようになっ
たものですので、末梢動脈疾患の約95%は閉鎖性動脈硬化症で占められていて、実質的
に同じ病気として両者の病名が使われています。

末梢動脈疾患の主な原因は、アテローム動脈硬化とされています。動脈の内側にコレステ
ロールなどの脂肪からなる粥状物質がたまって血管が狭くなってしまう状態です。代表的
な症状として、歩行時に足やお尻に痛みが生じ歩けなくなり、休息をすることで痛みが改
善されて再歩行が可能になる「間欠性跛行」がありますが、進行してくると、安静時にも
痛みを伴うようになり、傷が治りにくくなったり、最終的には足の壊疽・切断といった状
態になることもあります。他にも、冷えを感じる、しびれる、倦怠感などの血流の悪化に
ともなう症状も現れます。

同じ間欠性跛行の症状が現れる病気に「脊柱管狭窄症」がありますが、こちらは自転車に
乗るなど腰を前方に曲げているときは症状が改善されるといった特徴があります。

また、末梢動脈疾患の主な原因がアテローム動脈硬化であるということは、手や足だけで
はなく、全身の血管にも起こりやすい状態になっているということですので、脳や心臓の
血管についても注意を払う必要があります。さらに、動脈硬化と言えば、高血圧や糖尿病
などの生活習慣病、慢性腎臓病、喫煙などもセットで考える必要がありますので、該当す
る人はそちらの対処も必要になります。

2.閉塞性動脈硬化症の予防

末梢動脈疾患で間欠性跛行の症状が出ている人の予後は、乳がんや大腸がんよりも生存率
が悪いと言われています。なぜ足が生命にかかわるのかと思われるかも知れませんが、そ
れは間欠跛行も心筋梗塞も脳梗塞も同じ血管障害を原因とする病気だからです。

なので、すでに間欠性跛行の症状が出ている人は、医師の指示に従い治療することは当然
ですが、それ以前に予防することが非常に大切です。閉塞性動脈硬化症の初期のころなら
手足が冷えれば温めるとといったことで改善しますが、血液が固まって血管が詰まるよう
な状態になると、そのようなことでは改善しません。

では、末梢動脈疾患を予防するにはどうすれば良いかということですが、食生活の改善、
適度な水分補給、運動、足の保温・保護、禁煙などです。いずれも健康生活ではよく知ら
れていることばかりで拍子抜けされたかも知れませんが、実は動脈硬化そのものが生活習
慣病の1つでもありますので、まずは生活習慣病予防を実践してみることです。特に運動
は、生活習慣病改善効果があり、すでに閉塞性動脈硬化を発症している人でも、下肢の血
行改善が期待できると言われています。

何らかの事情で運動が難しい場合は、足を置くだけで運動ができる電動ステッパーという
器具もありますので、あきらめないで少しずつでも運動するようにしましょう。

また、これまであまり冷えを感じたことがない人が、急に手足の先に冷えを感じるように
なったり、脚に軽いしびれを感じるようになったり、歩行時に足が痛んで休むようになっ
たりすることを自覚した場合は、すでに動脈硬化が進んでいる可能性がありますので、早
めに病院で診察を受けるようにして下さい。特に40代以降の男性に多く見られる病気で
すので、もしかしたらという気持ちを持ち続けるようにして下さい。





 

 

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