1.ダイエットと食品添加物
近年、食品添加物と健康の関係については、いろいろなところで話題になっていますが、
ダイエットをするにも添加物は減らすのが良いと言われています。俗に、添加物太りなど
とも言うらしいですが、実は、健康上の問題を別にすれば、食品添加物自体は特に太るよ
うな成分が含まれている訳ではありません。
何が問題なのかと言えば、食品添加物には自然食品と違う味覚に訴えるものが含まれてい
ることが多く、食欲が刺激される(超常刺激)ことでついつい食べ過ぎてしまう傾向にあ
るのです。また、その特性を活かしやすい食材が「油と糖」で、スーパーやコンビニなど
で比較的安く美味しいと思われている食品の多くはそのように出来ています。さらに、食
品添加物も油も糖も、分解されるのに肝臓や腎臓に負担をかけることになるため基礎代謝
能力が低下することにもなります。また、食品添加物は食欲を調整するホルモンの分泌に
も影響を与えるようで、特に「食欲を抑制するホルモンの分泌」を減少させるとも言われ
ています。つまり、食品添加物の多い食事をしていると、満腹感・満足感が少なく、美味
しさでついつい食べ過ぎてしまうことになるのです。
最近流行りのコンビニダイエットなんていうのも、それで希望通りに痩せることができれ
ば良いのですが、なかなか痩せられないとか、逆に太ったという人は、今一度、その食品
に含まれている添加物を調べてみる必要があるかも知れません。
ダイエットにできれば避けたい添加物としては、グルタミン酸ナトリウムなどの化学調味
料や乳化剤などで、特にスイーツや酒のツマミといったところに注意が必要です。
2.普通に食べてダイエット
食品添加物の多い食品を食べていると、間接的にダイエットの邪魔をする要素が含まれて
いることになります。ということは、できれば「自然の食品」で自炊するのが一番ですが
なかなかそれが難しいという人も多いかも知れません。
そこで、加工された食品もある程度は仕方ないにしても、できるだけ添加物の少ない食品
を選ぶことを心がけることです。食品パッケージのどこかに「成分表示」というものが記
載されていますので、そこをしっかり見て買うようにしましょう。
2020年より、スラッシュルールが適用されていて、添加物の表示がスラッシュ以下に
表記されるようになりました。「原材料/添加物」という感じで表示されています。
そして、痩せられない人の特徴として、不規則な時間に余計なものを食べることが多いよ
うですので、不必要な「買いだめ」、すぐに食べられるような「インスタント食品」など
はできるだけ買わないようにすることです。
また、安心できそうで危ないのがカロリーフリーといった食品です。そこに含まれる人工
甘味料や保存料などは、それ自体は問題なくても、数種類の添加物が加わると必ずしも安
全という訳でもなくなるということです。今回はダイエットがテーマですので、詳しくは
書きませんが、人工甘味料や着色料などは健康面から見ると、まずおすすめできません。
理することです。それでも多少の添加物や農薬などが体内に取り込まれて行きますが、そ
れでもスーパーやコンビニ食品で生活しているような人なら、短期間でかなりの効果が現
れるようです。もっと徹底したいという人は、コロナ禍でも話題になりました松葉茶を飲
んでみると良いかも知れません。クロロフィルを含むお茶系ではデトックス効果がよく知
られていますが、松葉茶はそれ以外にも有効成分が満載と言われていますので、興味があ
れば試してみて下さい。