糖尿病・ダイエット対策に知っておきたい血糖値の基本

糖尿病・ダイエット対策に知っておきたい血糖値の基本

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血糖値が高いという意味

私たちが活動するエネルギー源は、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)です。そし
てブドウ糖は、食事で摂取する炭水化物(ご飯・パン・麺など)の糖質が消化吸収されて
血液中に取り込まれたものですが、その血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことを血糖値
と言うのです。

そのため、血糖値は常に変化していて、空腹時と食後の血糖値は大きく違うことになりま
す。大きく違うと言っても、普通はある程度の濃度(140mg/dl 程度)になると、イン
スリンというホルモンが働き、それ以上は高くなることはなく、食後2時間もすれば空腹
時の基準である100mg/dl 以下に調整されることになります。

           

しかし、この調整機能が働かなくなる病気(糖尿病)になると、食後2時間経過してもな
かなか血糖値が下がらない状態になってしまいます。これは血管内を砂糖水が流れている
ような状態なので、いわゆる血液ドロドロ状態で、高血圧や動脈硬化などの原因になった
りして、最終的にはさまざまな重病を引き起こしたり、感染症などでも重症化したりする
ようになります。これが糖尿病は合併症リスクが高いと言われる理由です。

一方で、正常な人の場合はインスリンで抑えられたブドウ糖はどこへ行くのかと言えば、
筋肉や肝臓、脂肪細胞などに蓄積されることになります。これが肥満になる原因です。

つまり、炭水化物などの糖質を摂取することで血糖値が上がると、健康体なら肥満になり、
糖尿病なら血糖値が高い状態が続き合併症などのリスクが増えるということになります。

血糖値の上昇を抑えるには

食後の血糖値の上昇を抑える方法としてよく取り上げられるのは、ダイエットなどでもお
なじみのGI値(グリせミック・インデックス)という指標です。食材に含まれる炭水化
物50gを摂取したときに血糖値の上昇スピードを表した数値ですが、基準にしているの
がグルコース(最も血糖値の上昇率が高い物質)を100としたときの上昇率を表したも
のです。

その意味するところは、GI値の低い食材を選択して摂取すれば、糖質はゆっくりと吸収
されることになり、インスリンが出動する機会が減るということです。

つまり、その結果が健康な人なら肥満を抑えられ、糖尿病の人なら合併症のリスクが軽減
されるということになるのです。

一般的な基準としては、GI値が55以下の食材を選ぶのが良いとされていますが、それ
より大事なことは「食べ過ぎない」ことです。

           

また、現在の日本ではあまり起こり得ないことですが、血糖値が低すぎるのも問題です。
血糖値が70mg/dl 以下になると動悸・冷や汗・指などの震えといった交感神経が刺激さ
れるような症状が出てきます。そして50mg/dl 以下になれば確実にエネルギー不足にな
りますのであくび・頭痛・めまいなどがひどくなり、更に低下すると痙攣や意識がなくなる
ようなこともあります。

普通はそのようなことは、糖尿病患者がインスリン注射などを打ったときなどに限定され
ますが、長時間にわたり何も食べないで運動をしていたりすると、誰にでも起こり得るこ
とでもありますので、一応の注意は必要です。

逆に、常に食べ過ぎ状態にある人は、肥満からやがては糖尿病というコースに最も近い人
ということになりますので、炭水化物の吸収を抑えるサプリメントなどを活用して、でき
るだけリスクを回避するように努力をする必要があります。



 

 

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