血栓症発症の原因・初期症状と血栓ができやすい人の特徴

血栓症発症の原因・初期症状と血栓ができやすい人の特徴

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1.血栓症の原因と初期症状

血栓症とは、血管内に血のかたまりができて血管を塞いでしまう病気のことをいいます。
そして、この「血の塊」のことを血栓と呼びます。血流の速い部位(動脈)で起きる場合
を「動脈血栓症」と言い、血流の遅い部位(静脈)で起きる場合を「静脈血栓症」と言い
ます。心筋梗塞や脳梗塞などが動脈血栓症の代表的な病気で、深部静脈血栓症・肺塞栓(
エコノミークラス症候群)などが静脈血栓症の病気としてよく知られています。

ただ、動脈血栓症と静脈血栓症の違いは、動脈と静脈というだけではなく、その発症原因
にも大きな違いがあります。どちらの場合も基本的な原因は「血流の悪化(血液ドロドロ
状態)」ですが、動脈血栓症の場合は、糖尿病や高血圧・脂質異常・不整脈・血管炎・弁
膜症といった病気が根底にあることが多く、静脈血栓症の場合は、長時間同じ姿勢を続け
ることやギブスなどの固定による圧迫・肥満といったことが主な原因とされています。

血栓症の前兆と言えるような症状はないと言われていますので、何らかの異変を感じたと
きには、すでに発症している可能性が高いということになりますが、急を要する代表的な
症状としては、脳梗塞(手足のしびれ・言語障害)、心筋梗塞・肺塞栓(胸の痛み・呼吸
困難)、深部静脈血栓症(片足の急激な腫れや痛み)などがあります。

2.血栓ができやすい人とは

血栓ができる条件としては、血液の質(血液がドロドロになる)、血管の状態(血管がボ
ロボロになる)、血流(血のめぐりが悪い)の要素が揃いやすいことです。具体的に言え
ば、70歳以上の高齢者、心臓・肺・腎臓に病気がある人、生活習慣病の人、座りっぱな
しの状態が多く運動量の少ない人、喫煙者といったところが発症リスクの高い人というこ
とになりますが、もちろんそれ以外にもさまざまな原因はあります。

血栓症を予防するには、血液・血管・血流の状態を良くすることです。血液の主成分は水
ですので、まずは脱水状態にならないように「こまめに水分補給」をすることです。また
下肢を動かすことで血流を良くする働きがありますので、デスクワークや長距離移動で座
りっぱなし状態でも、下肢を動かすような運動をしてみたり、マッサージをするなどして
できるかぎりの対策を心がけましょう。

一番厄介なのが血液の質ですが、人間の体は食べたもので作られています。もちろん血液
も例外ではありません。なので食生活を見直してみることが大切で、特に糖尿病や脂質異
常症を指摘されている人は、血栓症以前の問題としてしっかり食事の内容を考えてみる必
要があります。また、病院などですすめられるままに必要以上に薬を飲んでいる人も要注
意です。血液をサラサラにしたり、かたまりにくくする効果のある食品として有名なのが
オメガ3脂肪酸を含む青魚です。熱に弱いので刺身などの生食が効果的とも言われていま
すが好き嫌いの分かれる食材ではあります。ただ、EPAやDHAはサプリメントでも摂
取できますので、血液の質に自信のない人は、ここのところはスルーしないことです。
   

   

 

 

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