肌が老化する原因
肌が老化するというのは、肌に若さがなくなって、毛穴やシミ、シワ、たるみ、くすみな
どが目立つようになることですが、その原因の８割が紫外線と乾燥ということなんですね。
もちろん、血行不良や糖化なども肌老化の原因になりますが、まずは最大要因である「紫
外線」と「乾燥」を予防することが肌の老化を防ぐ大きなポイントになります。
特に、これまであまり紫外線対策をしてこなかったり、若い頃に無防備に肌を焼いていた
りして、すでにシミが多くできていたり、肌がくすんでいるような人は「紫外線老化」が
すでに始まっていると考えて、最優先で対策を考えなければなりません。
また、目尻に小じわが増えた、洗顔後に顔をがつっぱるという人は、肌がすでに乾燥気味
ということになります。本来、肌の乾燥は加齢によるところが大きく、肌の水分量でみる
と３０代では１０代の頃より３割ほど減少し、それ以降も年齢を重ねるごとに水分量はど
んどん減って行きます。
つまり、３０代あたりから「小じわ」「乾燥」「ハリ」といった悩みが増えてくることに
なり、エイジングケアを始めるのもこの頃からになります。
更に、血行が悪く肌の新陳代謝が遅れたり、糖分の摂り過ぎで線維芽細胞を減少させてし
まうなどの身体的要因に加わえ、空調設備や花粉・ダニ・ホコリなどの外的要因も加わる
と実年齢以上に肌の老化がすすむことにもなります。
すべての対策ができれば問題ありませんが、普通はできません。そこで目的を絞って対策
をする人が多いと思いますが、そのときに思い出していただきたいのが「紫外線」と「乾
燥」なのです。ここをしっかり押さえておけば、肌の老化対策の８割が可能と言われてい
るのです。
肌の老化対策の基本
紫外線から肌の老化を予防する方法は、紫外線に当たらないようにすることで、もういろ
いろなところで紹介されているように紫外線をブロックすることです。しかし、ＵＶＢ対
策（晴れた日や夏などの照射量の多い時期）は一生懸命する人でも、ＵＶＡ（曇りの日や
室内などでもダメージを受けてしまう）対策は、案外気に留めていない人が多いようです。
ところがＵＶＡは、日焼けで肌が赤くなったりするような急激な変化は与えませんが、波
長が長く、肌の奥まで到達し、コラーゲンを変性させたりすることで「シミ」や「シワ」
の原因としては、こちらの方が大きいと考えられています。
しかも、曇っていても、家の中にいても年中浴びていることが多く、その量もＵＶＢに比
べ２０倍以上といいますから、肌の老化対策としては、ＵＶＡの対策をしっかりすること
が必要なのです。真夏の炎天下のような対策までは必要ありませんが、日焼け止め対策も
できる化粧品などを利用することを考えてみましょう。
乾燥対策としては、一般的にはセラミドなど細胞間脂質入りの美容液などが多く出ていま
すが、初期の予防段階ではそのような方法もアリですが、すでに小ジワなどが出ている場
合は、まずは保湿効果の高い（２４時間保湿できるような）クリームを使って、肌を乾燥
させないことが大切です。同時に高濃度の美容成分が配合されていて、根本的な乾燥肌対
策もできるような化粧品を探すようにしましょう。
自分では見つけられそうもないという人には「Ａiam」という化粧品をおすすめします。
そして、余裕があれば血行不良や糖化対策も一緒にすすめましょう。糖化対策は「糖質の
摂取を減らす」ことが何より大切ですね。（笑）ただ、糖質というのは甘い物だけではあ
りませんよ。ご飯やパン、麺類など炭水化物全般が含まれます。
肌の老化予防としての血行不良対策としては、入浴や運動を通して「肌を冷やさない」こ
とと「ストレス」を溜めないことです。もちろん、貧血など根本的な改善が必要なら、そ
ちらも改善する方向で行くのが正論ですが、まずは身体を温めることを優先課題にして下
さい。
