認知症は周囲の人が症状にいつ気付くかで大きく変わる!

認知症は周囲の人が症状にいつ気付くかで大きく変わる!

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認知症の原因はわかっていない

脳血管性の場合を除いて、アルツハイマーをはじめ、認知症と言われる疾患のほとんどは
原因がわかっていません。しかし、確定はしていないものの研究はかなり深いレベルで続
けられていて、将来的には有力な治療法が現れる可能性も高くなってきていますが、現時
点では、できるだけ早期に異変に気付き、進行を食い止める以外に方法はありません。

そして、認知症を早期に発見するためには、本人よりも周囲の人がその症状の特徴を知っ
ておく必要があります。

認知症という名の通り、どのような種類の認知症にも共通しているのは記憶などの認知機
能障害で、それ以外にも行動や精神の異常が見られます。

記憶障害で代表的なものは記銘力障害といって「少し前のことが思い出せない」症状です。
具体的には、話の途中でトイレに立ち、帰ってきたらもうさっきの話の内容を思い出すこ
とができず話題に戻れない」といったことです。また、よくある記憶障害の1つに「同じ
ものをくり返し買う」といった症状もあり、冷蔵庫に同じものがたくさん入っているとい
うようなことも判断基準になります。

           

次に、失語や失行、失認という障害もあります。失語というのは「言葉が理解できなかっ
たり、思うように話せない」症状です。失行というのは、意味のある動作ができないこと
で「茶碗を持っても箸で口に運ぶことができない」ような症状です。失認というのは、対
象を正しく認識できないことで「何度も行ったことのある場所へ行こうとして道に迷う」
といった症状です。

また、実行機能障害といって、「ものごとの段取り」に障害が起きると、電化製品の使い
方がわからないとか、食事の準備ができないといったような状態になります。

ただ、これらの症状で受診する人は少なく、一般的には精神症状や行動異常が現れること
で認知症検査を受けることが多いのです。その症状は「暴言・暴力・徘徊・妄想」などと
して現れ、数年にも及ぶこともあるため、たいていの場合は気付くことになります。

認知症は進行を遅らせる努力で

現在、認知症の治療薬としてはアルツハイマー病に対するものしかありませんし、それも
対症療法薬であって、多少進行を遅らせるというレベルのものでしかありません。

もちろん、中期や末期という段階では手に負えないことも多くなってきますが、それだか
らこそ、周囲の人ができるだけ早期に異常に気付き、進行を食い止めるようにすることが
大切なのです。

認知症に気付いたら、認知症予防として有効性が実証されている食事や運動などを取り入
れるようにしましょう。抗酸化物質であるビタミンE,ビタミンC,βカロチンや魚油な
どに含まれる不飽和脂肪酸が良いとされています。もちろん、栄養のバランスをとること
が大切ですが、そのなかで特にこれらの成分は不足しないように注意をすることです。好
き嫌いの激しい人や、食の細い人にはサプリメントなどで対応するのも1つの方法です。

また、体を活性化させるには運動が良いということは、もう誰でも知っていることで、認
知症にも有効ですが、同時に脳に刺激を与えるコグニサイズという運動法を取り入れるこ
とをおすすめします。有効性が認められ、全国の高齢者施設などでも採用されています。

運動をしながら、脳も活性化させるという、認知症予防には最適の運動方法です。

そのコグニサイズとはどういうものか知りたい人のために、ごく簡単なものを紹介します。

    

両足をそろえて立った姿勢から「1」と数えながら右足を右横に大きく広げます。「2」
と数えながら右足を元の位置に戻します。「3」と数えながら左足を左横に出します。
「4」と数えながら左足を元の位置に戻します。

このような運動を、例えば「3」の代わりに「手をたたく」とか、「5」で右足を前に出
すといったように難易度を上げていくのです。数字を逆に数えたり、数字を倍数にすると
か、さまざまな工夫をしてみて下さい。

認知症は、現時点ではできるだけ早期に気付き、進行を遅らせる以外に方法はありません
が、逆に考えれば、認知症は予防することこそ最善の治療法ということですので、食事療
法や運動療法を取り入れて、できる限り認知症を予防するようにしましょう。

フェルラブレインPLUS

 

 

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