認知症予防にウォーキングが良い理由と効果的な歩き方

認知症予防にウォーキングが良い理由と効果的な歩き方

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1.ウォーキングと認知症の関係

私たちが「暑い」とか「寒い」と感じるのは、それらの情報が神経によって体内の細胞に
伝えられるからです。また神経細胞間の情報伝達には「アセチルコリン」という物質がか
かわっているのですが、実はこのアセチルコリンは、脳の司令塔と言われる「海馬」の働
きとも大きく関係しています。

アセチルコリンは、コリン作動性神経(脳や脊髄に集まっている神経)から放出されます
が、加齢などにより萎縮してしまうと、放出量が低下し、脳の血流も低下してしまいます。
これは、アルツハイマー型認知症患者の場合に見られる大脳皮質や海馬の血流低下とも関
係していますし、アセチルコリンには、脳を守るタンパク質(神経成長因子)を増やした
り、神経細胞のダメージを軽減する作用もあると言われています。つまり、脳の健康維持
に欠かせない要素が「アセチルコリン神経の働きを高めること」なのです。

そこで、アセチルコリンはどうすれば活性化するのかということになるのですが、その答
えが「運動(体を刺激)」することなのです。それも特別なことをしなくてもよく、普通
に30秒間歩くだけでも増え始め、歩行を止めると少しずつ元に戻るというのです。しか
も、年齢に関係なく同じような結果になるということなので、まずは歩いてみることです。

さらに、有難いことに、歩くことが困難という場合でも、皮膚や筋、関節などに刺激を与
えるだけでもよく似た効果が得られると言います。乾布摩擦などでもОKということなん
ですね。特に手や足への刺激が効果的と言われていて、皮膚をゆっくりとさするような軽
い刺激でも、15分間程度続けると脳への血流が増えてくるのだそうです。

2.無理なくゆっくり歩く健康法

アルツハイマー型認知症では、アセチルコリンを作る神経細胞が少なくなっていますので、
残っているアセチルコリンの分解を防ぎ、増やす働きをする薬を抗認知症薬として使かっ
ています。なので、認知症予防段階では、アセチルコリンを作る神経がまだたくさん残っ
ている段階ということですので、歩いたり、皮膚に刺激を与えたりすることで認知症予防
の効果が期待できることになります。

まだ歩くことに問題のない人は、認知症予防に限らず、体力の向上も兼ねて「インターバ
ル速歩」という歩き方を取り入れてみましょう。その方法は、3分間の普通歩きに3分間
の早歩きを交互に行い(合計6分間)、それを1セットとして、1日に5セット(トータ
ル30分)を週4日以上行うというものです。


大まかな目安ですが、6か月も継続すると、体力が10%、生活習慣病リスクが20%、
睡眠の質・骨粗しょう症などが30%以上改善されると言われているのです。

また、認知症と同じく高齢になると心配なのが、筋肉量の減少による「サルコペニア」で
高齢者に特有の病気(加齢性疾患)の原因とされています。筋肉の老化による生活習慣病
や動脈硬化、その延長線上にある認知症やガンなどの予防もしたいと思うなら、多少きつ
めの運動を取り入れるのが良いと言われていて、そういう意味からもインターバル速歩が
おすすめです。早歩きがきついという人は筋力アップ靴下というグッズもありますので試
してみて下さい。





 

 

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