認知症の予防は家事と運動による心身の維持強化から

認知症の予防は家事と運動による心身の維持強化から

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   認知症と物忘れ   

物忘れに関する例としてよく登場するのが「昨日の夕食の内容」ですが、これって意外に
思い出せないことが多いですよね。しかし、思い出せなかったからと言っても、それは特
別なことではなく、単純に加齢による物忘れということです。

では、認知症というのはどういうものかと言うと、夕食の内容はもちろんですが「夕食を
食べた」こと自体を忘れてしまうような状態にあることを言います。

物忘れの場合は忘れたことの「自覚があり」、認知症の場合は「自覚がない」のが大きな
違い
ということになります。

認知症というのは、特定の症状や状態を表す総称で、その原因となる病気があります。そ
の数は300種類とも言われていますが、代表的なものが「アルツハイマー型」「レビー
小体型」「脳血管性」の認知症です。

       

なかでも認知症患者の半数以上はアルツハイマー病が原因の認知症で、認知症=アルツハ
イマーと思っている人も少なくありません。脳に「アミロイドβ」というタンパク質がた
まって神経細胞が減り、脳がやせて物忘れが進むと言われています。高齢になるとかかり
やすく、男性よりも女性に多い傾向があり、その特徴は「激しい物忘れ」にあります。

レビー小体型認知症もアルツハイマー病と同じく、脳にレビー小体という物質がたまるこ
とで脳の神経細胞が減少する病態とされていますが、短期の記憶障害に加えて「幻視(実
際にないものがあるように見える)
」や「パーキンソン症状(手足の震えなど)」が現れ
ることが多いという特徴があります。

脳血管性認知症は、脳の血管が詰まったり破れたりする病気が原因で、血液が流れなくな
り神経細胞が死滅して認知症の症状が現れることを言います。脳の血管の異常と連動して
いますので、急に症状が出ることが多く、女性より男性に多いと言われています。

認知症だからと言う訳ではなく、病気は何でも「早期発見」「早期治療」が大切で、例え
認知症を発症していても、できるだけ早く対応することで症状の進行を遅らせたり、生活
の質を保つことも可能になります。

   認知症の予防法   

アルツハイマー型や脳血管性認知症は、その根底には糖尿病や高血圧といった生活習慣病
が関係していることが多いと言われています。

なので、まずは間接的ではありますが、バランスのとれた食事、適度な運動といったこと
を基本にして、できる限り家事全般をしっかりこなすことです。一人住まいの人が認知症
になったらと考えると怖いところがありますが、案外、一人で生活している人に認知症の
人が少ないような気がするのは私だけでしょうか。

脳の予備力という言葉をご存知でしょうか?脳に何らかの病気が発症して神経細胞が減っ
た場合、認知症の症状が現れることが普通ですが、脳全体の連携(ネットワーク)がうま
く働いていると、脳も普通に働き続けることができるという考え方です。

             

その「脳の予備力」はどうしてつけるかということですが、「脳トレ」と言われる脳を活
性化させる計算やゲームが話題になったこともありますが、それ自体は悪いことではあり
ませんが、認知症の予防効果があるかと言えば、残念ながらそのような効果があると言い
切れるものではありません。

脳のネットワークを高めるためには、単純な作業を繰り返すより、日常生活における家事
など、負担なく続けられることを、自分であれこれ工夫しながら生活することです。

自分の頭で考え、自身の手足を使いながら、充実した日常生活を送ることにあるのです。

更に、趣味仲間を探したり、近隣の人と積極的に話をしたり、電話で話をしたり、手紙を
書いたりすることでも脳は活性化するのです。

前述の、バランスのとれた食生活による栄養補給、適度な運動による脳をはじめ全身の血
流の改善、生活習慣病の予防など、総合的な脳や体の健康維持でアルツハイマー型認知症
は半減するだろうという予想もあります。

食事の量が落ちている人には、それを補うサプリメントも開発されていますし、運動と言
ってもウォーキング程度で十分なのです。最近物忘れが多くなったと思う人は、今日から
すぐに始めてみましょう。



 

 

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