レビー小体型認知症の特徴的な症状と脳の健康を保つ方法

レビー小体型認知症の特徴的な症状と脳の健康を保つ方法

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1.レビー小体型認知症とは

認知症と言えば、アルツハイマー型認知症が取り上げられることが多いですが、それはア
ルツハイマー型の発症率がもっとも高い(約7割)ためです。ただ、発症率ではかなりマ
イナー(約2割)ではありますが、レビー小体型認知症も高齢男性を中心に発症する確率
が高くなっていますので、その特徴をしっかり覚えておくと役に立つかも知れません。

レビー小体型認知症とは、脳に αシヌクレインという特殊なタンパク質が蓄積することで
脳神経細胞に「レビー小体」が出現し、神経細胞にダメージを与え、減少させることで起
こると言われていますが、はっきりとした原因はわかっていません。

レビー小体は、大脳皮質(思考の中心的な場所)や脳幹(意識や呼吸・循環等の調節にか
かわる場所)にたくさん集まることで認知症の症状が現れることになります。脳幹に集ま
るとパーキンソン病の症状、大脳皮質に集まると認知症の症状が現れることになりますが、
パーキンソン病の症状が先行する場合は進行が早いと言われています。

レビー小体型認知症の特徴は、初期のころから「幻視症状(知らない人や動物などが部屋
にいるといった状態)」が出るということです。一般的には認知症と言えば物忘れという
イメージですが、レビー小体型の場合は物忘れより幻視を見ることが多いとされています。

そして、もう1つ、パーキンソン病と似た症状があります。手が震える、筋肉がこわばる、
動作が遅くなる、バランスを崩しやすく転倒しやすい、急に止まれないといった症状が現
われます。

2.レビー小体型認知症の対処

妄想や抑うつ症状など、アルツハイマー型に見られる中核症状への対応の仕方は同じです
ので、ここではレビー小体型の特徴的な症状についての対処法を書いておきます。

幻視とは、本人にはハッキリと見えている事実ですが、周囲の人には見えていないという
状態です。そのため、自分の言うことが信じてもらえないという怒りの感情が大きくなる
のが問題です。なので、そのような場合は、すぐに否定せず「びっくりしましたね」とか
「もう大丈夫ですよ」といった相手の気持ちに寄り添うような接し方をすることが大切で
す。レム睡眠(眠りの浅い時間帯)に、大声を出したり、暴れたりするような不審な行動
に気付いた場合は、とりあえずは受診を検討しても間違いではありません。

妄想の場合も、幻視と同じで「肯定も否定もしない」という接し方をしましょう。肯定す
ればより妄想の世界に入り込んでしまいますし、否定すれば怒りの感情が大きくなります。

パーキンソン病的な症状には、医者の指示に従って治療薬を服用すること、転倒しないよ
うに注意すること、運動機能の向上をめざすように努めることです。決して無理強いする
ことはなく、日常生活の中にリハビリメニューを取り入れるようにしましょう。本人の得
意なこと、好きなこと、習慣にしていることなどを中心に取り組んでみましょう。

また、認知症はその多くが解明されていないため、一度発症すると、現時点では治療法が
ないというのが本当のところです。なので、できるだけ脳の健康を保つようにして認知症
を発症しないようにすることが大切です。中年以降は、食事や生活習慣を見直し、脳に刺
激を与えるような生活をめざしましょう。物忘れがひどくなったと感じるようなら、記憶
力の維持に役立つサプリメントといったものを試してみるだけでも、ちょっとした脳の刺
激になるかも知れません。





 

 

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